2014年度

2014年度 日本機械学会九州学生会第46回卒業研究発表講演会

こんにちは!修士1年のラフマンシャハナです.今回投稿する内容は3月3日に北九州高等専門学校にて行われた第46回卒業研究発表講演会についてです.これは日本機械学会に属す九州の大学や高専の学生が1年間行ってきた研究を発表するもので,私たちにとっては初めての学会となりました.そしてなんと今年は本研究室の発表者10名の中から4名の学生が,優秀講演賞をいただくことができました.今回はその4名を紹介したいと思います.

田尾

田尾 和之
『導電性高分子ポリピロールによるソフトアクチュエータの電解伸縮速度』
優秀講演賞、ありがとうございます。この賞は、実際僕の感覚では、渕脇先生と弥永さんが取られた賞って感覚で、僕はただ発表しただけの様に思えてしまう程です。全然結果が出なくて、投げ出しそうになったことばかりでしたが、投げ出さなくてよかったです。本番20分前に、PCが落ちるというハプニングもありましたが、なんとか賞を狙って取れたことに驚きです。僕はこれが最後で卒業して就職しますが、流体研にもこんなやつもいたと思って貰えたら幸いです。
最後になりますが、1年間本当にお世話になりました。社会人になってもこの時の気合いで頑張っていこうと思います。



しゃはな

ラフマン シャハナ
『壁面を有する弾性運動翼後流に発達する渦列』
この度,優秀講演賞を頂くことができ大変うれしく思います.家族旅行で日本を離れているときに,渕脇先生から受賞の連絡をいただきましたが,私自身も家族も喜んでくれ幸せでした!今回は私にとって初めての学会でしたが,流体部門は超音速に関する発表が多く,初めて知ることがたくさんあり,まだまだ勉強しなくてはと感じました.また発表内容に関しては,先生や先輩方に手とり足とり教えていただいた部分が大きかったので,これから大学院では自分で考え行動することを大事にしたいと思います.最後に渕脇先生,大学院生の金城さん森さんはじめ研究室のみなさん,一年間ご指導してくださりありがとうございました.



植木

植木 幹人
『スプール形状の違いが及ぼす流体力特性』
今回、この賞を受賞できたのは田中先生をはじめ、堀先輩のご指導、B4のメンバーがあったからこそだと思いました。解析がうまくいかず、何度も堀先輩にアドバイスを貰いました。発表スライドに関しては、多くの先輩から修正を受け、発表直前までスライド作りしていました・・。また、同じB4のメンバーで夜遅くまで、何度も発表練習をしました。これらのことが今回の受賞につながったと思います。私は大学院に進学をしますが、今回の受賞で学んだことを活かして、2年間の大学院生活を過ごしていこうと思います。


江藤 紀幸
『複雑な形状を持つ油路の内部流れ解析』
この度は優秀講演賞を頂くことができ、大変嬉しく思います。賞を頂くことができたのは、昨年度の1年間卒業研究でお世話になった田中先生をはじめ、技術職員の肥後さん、修士の中村知行さん、アイシンAWの山口さんのご指導があったお陰です。また、研究に対しての意識が低い自分をやる気にさせてくれた研究室の仲間がいたからこそ今、卒業して社会人として働くことができていると思っています。他の研究室と比べ人数が多いこの研究室での2年間色々ありましたが、本当に仲間に恵まれ、自分自身少しは成長することができたかな思っています。今後はこの研究室で学んでこれたことに感謝し、仕事でも活かしていけるようもっともっと努力します。本当にありがとうございました。


以上4名のコメントでした.どのコメントを見ても,この研究室にいたからこそ優秀講演賞がとれたのだと感じました.これからそれぞれの道に進みますが,次再会するときは今以上に成長していたいと改めて感じました.

学部4年生からのコメント

博士後期課程1年 嶋田です.

2015年3月26日卒業式が執り行われます.
明日で本年度から研究室に配属された4年生の一年間が終了します.
そこで,B4の皆さんに
“卒論および学会を終えて,研究室での一年間およびこれから”
という題名でコメントを頂いたので
ここに記載します.

全員分集まっていませんが,随時更新できたらと思います.

まずは,就職する人たちのコメントです.

江口 拓行

二年間研究室にはお世話になりました。
研究だけではなく,花見,ゼミ旅行,ソフトボールなど楽しい行事もあり大事な思い出であります。
田中・渕脇・清水研究室で研究が出来たことは財産であり,本当に幸せに感じております。
この研究室で学び,そして会得した事をこれからのエンジニア生活で活かしていき,多くの人の役に立てるよう貢献していきたいです。

沖浦 弘輝

研究室に入りたての頃は不安ばかりでしたが,仲間と共に研究を進めるうちに打ち解け,卒論発表は自分なりにですが成果が出せたのではないかと思います.
研究会やディスカッションなどの研究活動だけではなく,定期的に行われる運動や上下関係の厳しさ等心身共に成長できた1年間でした.
この経験を活かし社会に出ても頑張ります!!

田尾 和之

どーも!!僕です.
なんやかんやで1年間があっという間に終わりました.
コソコソ遊んではいましたが,間違いなくこの1年が1番充実できていたと思います.
先輩方(特に弥永さん)には色々とご迷惑かけましたが,愛嬌のある後輩ということで許してください.(笑)
話は変わりますが,4月から僕は社会人になります.
環境はがらっと変わり,楽しかった福岡ともお別れです.
寂しい気持ちの中,思うことは色々ありますが,流体研の看板に泥を塗らないような活躍を魅せていきたいと思います!!

津田 真衣

今回,卒業論文の提出及び発表を,無事に終えることが出来ました.
ここまで頑張れたのは,ずっと指導していただいた田中先生と肥後さん,研究室のみんなさんのおかげだと思っています.
この1年間は,周りの人達に支えてもらいながら,充実した時間を過ごすことができました.
ここで学んだたくさんの事を,これから社会人として生きていくなかで活かしていきたいと思っています.
これまで本当にお世話になりました.

次に進学する人たちのコメントです.

秋永 将俊

今回,卒業論文の提出・発表が無事に終えることができました.
こうして無事に終えることができたのも熱心に指導していただいた先輩のおかげだと思います.
研究室に配属したての頃は右も左もわからなかった僕ですが,周りの方々に支えられ充実した1年間を送ることができました.
来年度は大学院生として研究を継続していきますが,先輩方に教えていただいた事を生かしながら成長していきたいと思います.
田中先生,渕脇先生,清水先生,今後もご指導ご鞭撻の程よろしくお願いします.

有江 研人

現在,卒論と学会を終えて安心したと同時に次は自分が先輩になるという現実に少し不安があります.
研究室に配属された当初はほんとにやっていけるのか,ちゃんと卒業できるのだろうかと不安しかありませんでした.
しかし,先輩方に研究だけでなく,さまざまな面でサポートしていただいたおかげでなんとかやり遂げることができました.
これからは,お世話になった先輩への恩返しと自分がしていただいたように後輩へサポートしてあげられるように,勉学に励みたいと思います.

植木 幹人

とにかく新しいことだらけの一年間でした。
院試・研究・卒論・学会と行事があるごとに成長出来たと思います。
特に卒論と学会においては、大勢の中で発表するという自分の中で大きな経験になったと思います。
来年度から大学院に進学することになり、同じ研究テーマの先輩方がご卒業し、忙しくなりそうですが、一日でも早く先輩方のような研究ができるように日々精進していこうと思います。
最後になりますが、今年一年間お世話になった先生方、先輩方、ご指導ありがとうございました。
来年度からももっと成長できるように努力します!

川﨑 健吾

本研究室配属後,大学院試験の勉強から始まり,解析ソフトの操作および結果に対する評価の方法やスライドのまとめ方などを学習し卒業研究発表までを終え,非常に充実した生活ができました.
配属後,お世話して頂いた先輩方に感謝いたします.
来年度は修士一年になり,研究に加え研究室の運営や後輩のお世話等もありますので,同回生で協力しあい,良い雰囲気で研究ができるように努めていきたいと思います.

ラフマン・シャハナ
研究室に所属したこの一年間は先生方,たくさんの先輩方やB4と楽しくすごすことができました!
特に渕脇先生と面倒を見てくださった金城さんと森さんには本当に感謝しています.
卒業研究では数値シミュレーションを用いて流体や数値計算の一部にしか触れていませんが,『目には写らない水や空 気の流れを可視化』できるのがとても面白く,知りたいと思うことが今まで以上に増えました.
大学院ではその好奇心を忘れずに頑張りたいと思います!!

十人十色のコメントでした.
しかしながら,先生方や研究室メンバーへの感謝の気持ちは共通していると思います.
これからも精進し,未来を担うエンジニアになっていって欲しいと思います.

公聴会を終えて

こんにちは!
田中・渕脇・清水研究室
博士後期課程3年 黒木です.

ご報告が遅くなりましたが,無事に博士論文の公聴会を終え,博士号を頂くことができました.
そのため,この場をお借りして,ご報告させて頂くと共に,私が博士号を頂いた時の内容をこのブログに書きたいと思います.

まず,私がなぜ博士後期課程に進学することを決意したのかというと....海外で仕事がしたい!という単純な理由からでした.
そのような安易な考えのみで博士後期課程に進学しました.
ですが,そこには,数々の試練が待ち構えていました.そして,何度も大きな壁に衝突し,挫折しました.
しかしながら,私の指導教官である渕脇先生のあつーいご指導のもと,それらの試練を何とか乗り超えられました!
そんなこんなで,博士後期課程3年になり,博士論文をまとめる段階に至ることができました.
しかしながら,非常に日本語能力に乏しい私......一人であれだけ長い文章を誤字脱字なく,書き終えることは不可能でしたが,同じ博士後期課程の嶋田さんや修士の学生の手を借り,なんとか博士論文を書き終えることができました.
また,私の審査用の発表資料のチェックもしてくれましたよね!ほんとうにありがとう!!本当に感謝の気持ちでいっぱいです.

その発表資料を持って,田中先生,渕脇先生に挑戦状を叩きつけましたが,さずが博識のお二人...
私の知識が全く太刀打ちすることができませでした.(涙)
しかしながら,絶対に折れない心を持っている私,めげずに何度もお二人に挑戦し続けました.
その努力が実ったか?お情けか?で博士号を何とか手に入れることができました.
これで,ようやく私も研究者として飛び立てって行くことができるようになりました.
こんな私を最後までご指導でしてくださった田中先生,渕脇先生,ありがとうございました.
そして,私が行っている研究の基盤を作って頂いた先輩方にも深く感謝したいと思います.
そして,我が後輩達!こんなダメダメの先輩のわがままに付き合わせてごめんなさい!でも,最後まで付いてきてくれてありがとう!

私も来年度の4月から研究者として働きますが,この田中・渕脇・清水研究室で学んだことを誇りに,これから研究者として頑張っていきたいと思います.
これで私の最後となるブログを終わりにしたいと思います.今まで本当にありがとうございました.

2014年度 ISGフェスタ

こんにちは,修士1年の国本です.11月8日(土)に開催されたISGフェスタに参加しましたので,報告させていただきます.

ISGフェスタとは,飯塚サイエンスギャラリー(Iizuka Sciense Gallery)の略で,九州工業大学の研究室が代表となって,情報工学の歴史や最先端の研究を体験してもらうイベントで,子供から大人まで誰でも参加できるイベントとなっています.

私たちの研究室からは,自分,藤岡(修士2年),高橋(修士1年)の3人が参加し,ゴム動力ロボフライを飛ばす体験をしてもらいました.事前から30機体を作成し,補助の部品も大量に作成して本番を迎えたのですが,子供の多さが想定外で,機体が足りない・壊れた機体を修理する時間がないといった問題が相次ぎ,気付いたら2時間が経っていました…

昨年度までとは違い,時間で区切られているわけではいなかったため,次から次に親子がなだれ込んできました.想定できなかった自分たちのミスでした.要反省です.しかし,初めて見る蝶型のロボットに子供たちは興味深々で,なんとか楽しんでいただけたので良かったです.また,親御さんからは,いろいろと疑問点を聞かれて考えさせられることもあり,自分たちの勉強にもなりました.

自分たちが作成したロボフライは,ほぼ全滅で,壊れるたびに心が折れそうでしたが,このように研究を知ってもらうイベントは,参加者だけでなく,自分たち研究室の人にも有意義なものとなると思うのでこれからも続けていくべきだと感じました.

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2014年度 年次大会

M2藤岡です

9月7日~10日にかけて開催された日本機械学会2014年度年次大会に参加してきましたので,報告させていただきます.本研究室からは私の他にD3の黒木さん・M2の金城君と水澤君の計4名で発表しました.私にとっては初めての学会だったので,とても緊張しましたが得るべきものも多かったように思います.

本年度の日本機械学会年次大会は,『「持続可能な日本の技術を支える産学官の連携」

―今,求められている,産学官人材交流と人材育成とは?―』という趣旨で開催されました.「産学官の連携」ということで,参加者には研究所や会社に所属する方も多く見受けられました.また,会場となった東京電機大学千住キャンパスは,とても大学とは思えないほど広く綺麗な建物でした.

発表ではとても緊張しましたが,大きな失敗なく発表できたと思います.しかし,質疑応答では,想定していたスラリーの流れではなくスラリーの物性や粘度測定実験に関する質問が多く,人に発表を理解してもらうことの難しさを改めて感じました.また,発表後に質問をしていただいた先生方に挨拶をしてきましたが,そこで多くのアドバイスをいただくことができました.

学会終了後はM2の3人で東京観光を楽しみました.東京スカイツリーに行きましたが,登らずに水族館に行ったのは私たちくらいだと思います.午後から大雨になりびしょ濡れになりましたが,交通機関が止まる前に空港にたどり着けたので,無事に飯塚まで帰ってくることができました.

2014年度 九州地区流体工学研究会トークイン

M1高橋です.
9月5-6日に開催された九重トークインに,M1の5人で参加してきました.
今回は,本研究室の代表としてM1の森くんが自身の研究発表を行いました.
発表内容もさることながら,堂々とした発表で,私たちも安心してみることができました.

九重トークインは,正式名称を九州地区流体工学研究会といいます.九州地区に属する流体工学の教育と研究に関する者が,互いに情報交換をすることによって,九州地区の教育と研究のポテンシャルを向上させることを目的として平成9年から活動が開始されました.本研究室も,トークインへの参加は伝統行事となっております.
私は今回発表者ではなかったのですが,他者の発表時の座長を務めました.講演会等で座長を経験したことがなかったため,私個人としてもとても良い経験を得ることが出来ました.
また,初日のプログラムが終了した後は,参加者全員で懇親会が行われました.他大学の研究室の方々と親交を深めることができ,とても有意義な時間を過ごすことが出来ました.