令和3年度 卒業式

 皆さん,こんにちは.今年の桜も綺麗でしたね.すっかり葉桜になってしまいましたが,来年の桜をまた楽しみに待ちたいと思います.小林です.

 先日,自分を含めた修士2年の3名およびB4の3名が,無事修了,および卒業いたしました.渕脇先生,3年間,お世話になりました.小村,西岡は社会の大海原へと旅立っていきましたが,自分と,B4の3名は,博士前期および後期課程へと進学し,引き続き,研究となります.渕脇先生,これから3年間,宜しくお願いいたします.

 
 今年は,自分達M2のために,後輩の皆が,卒業セレモニーを準備してくれました.個人的には,自分は研究室に残って進学するので,残りの二人がメインかな…,と思っていたのですが,そんな自分にもいろいろな準備をしてくれただけでなく,いたるところに,自分たちのために考えてくれた跡があり,後輩たちの思いやりをひしひしと感じました.「なんていい子たちなんだ」と,グッとこみ上げるものがありました.日ごろから後輩たちの明るさには助けられてばかりだったので,感謝してもしきれないところがあります.今後ともよろしくお願いします.笑 
また,なんと,お世話になった先輩の皆様に,お祝いのお言葉も頂きました.この場をお借りして感謝申し上げます.自由に行き来できるようになったら,飲みに行きたいな…と切に願っております.

 折角ですので,この3年間を少し振り返ってみようと思います.3年前,配属された際,自分は,情けないくらいに成績も悪く,かといって何か突出した技術もなく,「将来どうするの?」という状態だったと記憶しています.そこから,「このままではまずい」と先生に気づくきっかけを頂いてからは,(情けない時期もありましたが)まずは持てる力を惜しまず,とにかく一生懸命に取り組み,駆け抜けた3年間でした.その結果,現時点でできないこと,わからないことを,いろいろなアプローチで打ち破っていくという研究のやり方に,自分なりに面白みを見出すことができ,いろいろな方々の支えもあり,博士後期課程という,新たな将来への道を選択することができました.おそらく,この研究室に配属されていなかったら,博士後期課程への進学は,選択肢にもなく,無理だと決めつけ,最初から考えもしなかったと思います.実際に,家族や友人からは「え,お前が!?」と驚かれました.安心してください,自分が一番驚いています.笑 

 
 24歳ですので,もうとっくに社会に出て自立しなければならない年齢ではあるのですが,研究を続けたいという思いをくみ取ってくれ,選択をさせてくれた,両親にとても感謝しています.これから,必ず恩返しができるような人間に成長します.
 また,忘れてはならないのが,同期の存在です.この3年間,研究室で明るく,楽しく過ごすことができたのは,間違いなく,小村,西岡の二人がいたからです.仲良くしてくれて,本当にありがとうございました.

 
 このように,様々な方に応援していただき,博士前期課程を修了することができました.きっと,これまで以上に,様々な試練が待ち受けていると思いますが,「できる.できない」でモノを判断するのではなく,「やるか,やらないか」,常に前向きな姿勢で,また,感謝の気持ちを忘れず,将来の自分像を実現できるように,邁進していけたら,と思います.それでは.