2024年度

第33回 二本松杯に参加しました!

 皆様,お久しぶりです.M1の松尾です.最近は家の駐車場に待機させている車の窓ガラスに霜がつもり,朝方とても困っています.皆様も寒さには,お気を付け下さい.

今年12月14日に九州大学の方で,第33回二本松杯が開催されました.前日雨が降っていたため,不安でしたが,当日晴れて無事開催されたため,安心しました.

最終結果と致しましては,渕脇研究室のじゃんけん強さにより,無事2勝し,7チーム中第5位という結果を収めました.野球経験者がM2の川口さん以外いない中,時間を作成し,練習を重ねたため,当日全員が良いパフォーマンスを発揮出来たのではないかと思います.特に,私は体がいつも以上に動いたため,やはり日頃の運動は大切であることを実感致しました.

      

    じゃんけんで勝つ金澤君                  じゃんけんで勝つ江口君

今年は,打球を大変遠くに飛ばす選手が多かったため,非常に盛り上がる試合ばかりでした.そんな中,栄えある優勝を手にしたのは,今年も九州大学の宮崎先生の研究室でした.今年は,当たることはありませんでしたが,決勝戦を見ていると,1人1人の動きが素晴らしく,当たっていたら危なかったと素人ながらに実感しました.改めまして,宮崎先生の研究室の皆様,今年も優勝おめでとうございます.

                    

          打球寸前の渕脇先生              バッターボックスに立つ近藤さん

                    

       バッターボックスに立つ川口さん           バッターボックスに立つ岡本さん

試合後,昨年度に続き,コロナにより中断された後では二回目の懇親会が2時間ほど行われました.用意されていた料理が大変おいしく,特に唐揚げが疲れた体には最高でした.普段の生活のおかげで体力切れを起こしていたため,記憶が曖昧な部分が多いですが,いろいろな場所で交流が行われており,皆さん和気あいあいとお話しされていたため,大変盛り上がっていたと思います.

商品を見る渕脇研究室のメンバー

懇親会中にソフトボール大会の表彰が行われました.順番に表彰されていき,今年はホームラン王が2名いましたが,1人分の賞状と景品だったため,仲良く分けていたのが印象に残っています.

賞品は各チームの代表者によるじゃんけんで決まりました.我が研究室では,弘中君が見事大量のカップ麺を当てたため,みんなで山分けしました.

商品を獲得した弘中君

今年は,お忙しい中,準備をしてくださった九州大学側の皆様にはとても感謝しております.例年よりも遅い開催となりましたが,今年も研究室全員で参加し無事終わることが出来て幸いです.今年も残りわずかの日数ですが,皆さん体調に気を付けてお過ごしください.

渕脇研究室集合写真

日本機械学会 第102期流体工学部門 講演会に参加しました

皆様お疲れ様です.一人暮らし9ヶ月目にして,始めて包丁をまともに使いました.寒い季節に野菜スープは沁みますね.M1の弘中です.

さて,2024年11月19,20日の2日間にわたり,新潟県長岡市にて,日本機械学会 第102期流体工学部門 講演会が行われました.渕脇研究室からは,葉石さんと私が発表させていただきました.自分自身初めての新潟でしたが,飛行機を降りて一発目の感想はとにかく寒い!!でした.

葉石さんは1日目,私は2日目の発表でした.セッション名が「噴流,後流およびはく離流れ現象の探求と先端的応用」ということで,自分が行っている研究と似ているとまではいかなくとも,聞いたことのある可視化手法や工夫された実験装置のお話はとても興味深かったです.また,1日目の最後に特別講演で,天然雪の利活用についてのお話があり,新潟ならではだなと思いました.雪室(ゆきむろ)と呼ばれる雪を利用した天然の冷蔵庫が存在し,その中で熟成された日本酒や米,お肉はより美味しくなるのだとか.その話を聴いてからどうしても雪室の味が気になり, 八海山の雪室貯蔵3年ものを買ってしまいました.

学会2日目,ついに発表日です.発表練習や打ち合わせの甲斐あって,発表後にたくさんの質問をいただくことができました.そこまでは良かったのですが,肝心の質問対応では,1つの質問に時間をかけすぎてしまい,余計なことまで話しすぎというご指摘を受けました.振り返ってみるとその通りで,質問の解答を必要最低限にすることで,より多くの質問を引き出すという学びを得ることができました.

発表の様子(左:葉石さん,右:弘中)

学会も終わり新潟を散策...することができず,バスと飛行機を乗り継ぎ,帰宅となってしまったため,学会中に食べたご飯をご紹介しようと思います.

まずはラーメン!私はご当地ラーメンである長岡生姜醤油ラーメンを食べました.いつも飯塚で食べているようながっつり豚骨!としたラーメンよりは,さっぱりとした生姜と醤油の効いたスープが,新潟に着いたばかりで冷え切った体を温めてくれました.

次はへぎそば!へぎそばは新潟県魚沼地方発祥で,布海苔とよばれる海藻を使用した郷土料理だそうです.その麺は,独特な歯ごたえと,のど越しの滑らかさを兼ね備えており,ダシの効いた麺つゆと合わせると,とても美味しかったです.

ラーメン(左)とへぎそば(右)

その他にも,学会会場の隣にあった定食屋のドライカレー,居酒屋の〆で食べた,梅干しの酸味が絶妙だったおにぎりなど,たくさんの美味しいご飯を堪能することができました.新潟のご飯,すごく美味しいです.

今年も残り半月ほどになってしまいましたが,二本松杯と中間報告,大掃除,忘年会とまだまだイベントはたくさん残っているので,全力で走り抜けたいと思います!

それでは,またどこかでお会いしましょう.

The 12nd International Symposium on Applied Engineering and Science に参加しました

皆様お疲れ様です.最近の急な冷え込みで,暖房にかかる電気代に怯えているM1の弘中です.

11月14,15日に九州工業大学戸畑キャンパスで行われたThe 12nd International Symposium on Applied Engineering and Science(SAES2024)に,私とタイから来日してくれたTorの2人で参加しました.

SAES2024はマレーシアのUniversity Putra Malaysia(UPM)と九州工業大学が共同で開催した国際学会で,様々な国から多くの人が参加しており,学会が開催されていた2日間は,会話のほとんどが英語であったため,まるで海外に居るかのような気分でした.

1日目は開会式の後、基調講演があり,その後に参加者の発表がありました.始めに感じたことは,健康や食事に関する話題が多いなということです.基調講演でも,産業と地球の健康に関する内容があり,他にもお米の炊き方と栄養の関係を解析した内容など,普段聞くことができなかった内容がたくさんあり,とても興味深かったです.特に,お米の栄養は水分量が重要ということで,今後お米を炊くときの参考にします.

日付が変わりまして,2日目はTorと私の発表日でした.私の発表は元々14時15分からの予定が,その1時間前にタイムテーブルの間違いが発覚.結局15分遅れの発表となり,慌ただしい雰囲気の中での発表でした.研究室のゼミ以外で初めての,英語での発表ということで,とても緊張しました.自分自身の発表は,練習した甲斐もあり,あまり言葉に詰まることなく発表できたのですが,質問対応では,相手の話す英語のスピードについていくので精一杯でした.セッション終了後に改めて聞いてみると,本当はこんなことが聞きたかったんだよと言われたので,改めて英語力の未熟さを痛感しました.

発表の様子(左:Tor,右:弘中)

学会の話はこれくらいにして,Torとの観光についてです.1日目の講演に一区切り付いた後,Torと日本文化に触れるため,小倉城に行ってきました.小倉城公式ホームページによると,その歴史は戦国末期(1569年)から始まり,全焼や再建を経て,現在の形になっているそうです.その長い歴史にふさわしく,堂々とした天守閣,美しく手入れされた庭園に圧倒されました.また,小倉城の隣には大きなショッピングモールがあり,北九州市という町中から一変して,歴史に触れることができるのも,小倉城の魅力を引き立てている要素の一つなのかなと感じました.

荘厳な雰囲気を持つ小倉城

2日目を飛ばして,SAES2024終了後の3日目,Torとともに太宰府天満宮に行きました.太宰府天満宮は学問に関係しており,受験までもう少しということもあって,たくさんの受験生や観光客であふれていました.太宰府天満宮名物の梅ヶ枝餅や猿回しに加え,大改修中である御本殿の代わりに建設されている仮殿など,たくさんの場所を案内することができました.Torは特に梅ヶ枝餅が美味しかったようでした.満足してもらえて良かったです.

牛をなでるTor

最後に,今回の国際学会を通して,英語を話す,聞く力はより成長したと感じました.また,自分の研究を知らない人に対して,英語で伝えるという新しい経験もできたので,次も英語で話す機会が得られるよう,研究を頑張ろうと思いました.

ここまで読んでいただき,ありがとうございます.それでは,次回の更新もお楽しみに!

キングモンクット工科大学の学生がインターンシップ(CFDセミナー)に来ました

 こんにちは!最近肌寒くなり、こたつから出ることが困難極めるようになった吉川勇人です。

11月中旬(11/11 ~ 15)、タイから12人の留学生を招いたイベントを開催しました。留学生の方々には流体シミュレーションを体験して頂き、私は学部4年生のTAとして微力ながらお手伝いさせていただきました。授業の進行をサポートする中で、すべての会話は英語で行われ、始めは言葉が詰まることや、思うようにコミュニケーション取れないことも多々ありました.しかしながら、日が進むにつれて、留学生からの質問や会話を通して少しずつ英語力が向上したように感じ、充実した時間を過ごすことが出来ました。また、彼らのシミュレーションのモデルは非常に多様で、なかには「ハムスター」のようなおもしろい発想をもったモデルも登場しました。まさかのモデル選択に思わず笑ってしまいましたが、個性的なアイデアの発想に、彼らの創造力の豊かさを感じました。

イベントの最終日には親睦を深める飲み会が開かれ、学問だけでなく個人的な話題も交わすことでさらに絆を深めました。このイベントを通じて得られた留学生との交流や新しい視点は、私にとって非常に貴重な経験でした。また、自身の英語力やサポートスキルが向上したことも、大きな収穫です。この経験を今後の研究や生活に活かしていきたいと思います.

飲み会後の集合写真

ICJWSF2024 8th International Conference on Jets, Wakes and Separated Flows に参加しました

 皆様,お元気でしょうか.私といえば,ついこの前26歳となり20代も後半に差し掛かってまいりました.大学にいる間は学生であり,その中でも年長者であることを意識して行動できればと思います.

さて,本題ですが,先日9/23~25にイタリアのフィレンツェで開催されたICJWSF2024(8th International Conference on Jets, Wakes and Separated Flows)に参加しました.この学会は,初回は日本の三重県にて開催され,その後,ドイツ,アメリカ,スウェーデン,アメリカ,日本とわたって,今回はイタリアで開催されることになったようです.学会名にもあるように,ジェットや物体の後流などを対象とした学会であり,流れの剥離制御や後流に生じる渦構造がどのような成分で構成されているか,さらにはジェットの燃焼時に生じる振動やその噴流の構造等,様々な内容が発表されていました.今まで何度か学会に参加させていただいていたおかげで,理解できる内容もあれば,その一方で,初めて聞く分野の内容は英語であることも相まってか,全く理解することができないこともありました.そのため,その都度,完璧に理解することができなくてもいいので,とにかく質問しようと思い,今回の学会でも何度か質問するようにしました.また,初めて聞いたような内容でも研究室のメンバーに還元できそうな内容の研究もありました.イタリアで購入したお土産だけでなく,その話を後輩たちにできればいいなと思います.

私自身は,今回は変形する渦輪の動的挙動と非定常揚力特性の内容で発表させていただきました.本学会は,先ほども記載したようにジェットや物体後流など,流れ場の可視化を主旨とした学会でした.そのため,蝶の翅まわりの渦輪の挙動が翅の羽ばたき運動に伴って,非定常揚力と共にどのように変化するかを,定量的かつ視覚的に分かりやすくすべきでした.しかしながら,今回の発表では渦核の速度分布を利用し,翅の各位置における渦の規模と発達過程を定量的なグラフでしか示していなかったため,具体的に蝶の翅の位相および揚力の結果に対する渦輪の挙動を,相手に伝わりやすい資料として示すことができませんでした.質疑応答でも,これまでにされた質問と似通った内容(実験対象は生きた蝶なのか,流れ場や力の結果は蝶のモデルを解析することで得られたのか等)があったため,議論したい内容以前に,示し方や説明の仕方が不十分だと感じました.他の発表を聞いた時にも,ただ口頭で資料を読み上げたり,定量的なグラフの結果しか示していない場合には分かりにくいため,内容を理解するための質問しか出てこなかったように思います.また,研究背景の部分も,研究対象はわかるがなぜその研究をするのか,明らかにすることで何かメリットがあるのか(何かの製品の応用できるのか)といった部分が不足していたようにも思います.それでも,発表に対する質問をいただくことができたのは,それなりの結果をまとめることはできていたのではないかと思います.また,質問に対しての英語の応答も以前よりはましになったのではないかと思います.発表後には,日本から他にも学会に参加されていた,伊澤先生や辻先生といった方々とも意見を交換することができました.今回の学会で学んだ学会の趣旨に基づいた資料の見せ方や,ストーリー性を発表に持たせることを今後の研究に活かすことができればと思います.

発表の様子

話は変わりますが,本学会は”Museo degli Innocenti”という名前の会場で開催されました.日本語では,インノチェンティ美術館と呼ばれていて,別名はフィレンツェ捨て子養育院という場所のようです.婚外子であったり家が貧しくて子供を育てることができない親が,この養育院に預けていたようです.その際には,何かしらものを持たせて自分の子が誰か分かるようにしていたのだとか.その一例である,半分に割ったコインについては美術館の受付前にある物品販売にて絵本にもなっていました.その時代を生きた人たちのものが今になっても残っているのだと深く感心しました.もし,また行く機会があればぜひじっくりと見て回りたいと思います.

また,学会二日目には当日のセッション終了後に,フィレンツェの観光ツアーなるものもありました.このツアーは懇親会と組み合わされており,懇親会会場までツアーガイドの方がひたすら観光地の案内をしてくれるといった内容のものです.今回は,インノチェンティ美術館を出発点とし,その後ドゥオーモ広場,ヴェッキオ橋,最後に会場といったルートでした.懇親会会場までは,およそ4kmと一時間以上歩き続けたため,途中ではぐれてしまう時もありましたが,ガイドの方からいただいていた無線機が,ダウジング代わりになったので,何とか事なきを得ました.

ガイドツアーの方の説明を聞いている場面

懇親会会場では,赤木先生,稲垣先生,渕脇先生,台湾の先生および現地のイタリアの先生と談笑しながら,楽しくワインやイタリアの料理をいただきました.お話の中では,お土産には何がおすすめなのかであったり,イタリアの日本料理と同じで日本のイタリア料理は違うといったような話題が上がり,非常に楽しく過ごすことができました.

懇親会会場の様子

その後日,学会終了後には地方で有名なTボーンステーキとやらをいただいてみました.(ヒレ肉ではありますが,自身の誕生日をイタリアで迎えたので,自分にHappy Birthdayということで奮発しました)炭火でじっくりと焼いて焦げ目がついたカリッカリの表面に対して,中身は(ヒレ肉じゃなければ油でもっと)トロトロで,掛けられていたソースが非常に濃厚で,とてもおいしかったです.隣では,ご高齢の方々がおっきなTボーンステーキを切り分けて召し上がっていて,それも非常においしそうでした.次,いただく機会があればぜひともヒレ肉ではないステーキをいただきたいです.

また,帰国当日には乗る予定の便まで時間があったので,駅近くにある荷物預り所に大きな荷物を預けて,現地を観光しました.空港に移動するための電車に乗るサンタマリアノヴェッラ駅の近くにも教会があったのですが,今回,私はツアーではぐれかけた際に見上げるほどに大きなドゥオーモ大聖堂が非常に気になっていたので,その周辺を観光することにしました.荷物が非常に重かったせいで,少し疲れてしまっていましたが,広場にあるカフェで少し割高のカプチーノをいただきながら,当日チケットをオンラインで購入してみました.すると,大きな大聖堂に入場するチケットは売り切れてしまっていたのですが,その隣にある”ジョットの鐘楼”に上るためのチケットは,まだ販売されていたので,そのチケットを購入して,登ることにしました.鐘楼は階段が414段あり,高さがおよそ82mもあったため,途中で休憩しながら登りました.それでも,鐘楼の頂上に着くころには,息が切れてしまいました.ほかの方々も,ひーひー言いながら頂上まで登っていたので,これはいい運動になるなと思いました.頑張って上った鐘楼の頂上からは絶景を望むことができました.建物の隣の通りを通っている間には,あまり感じなかったのですが,高いところから周辺を見渡すと,建物の天井が全て橙色になっていて,ウェブでチケットを購入する時に見たような風景を拝むことができました.しかしながら,ジョットの鐘楼よりも大聖堂の方が,若干高いようでしたので,次回はかならず大聖堂の方に立ち寄るようにしたいです.

  大聖堂入口とジョットの鐘楼         ジョットの鐘楼頂上からの景色

大聖堂と鐘楼の高さの比較図,鐘楼の高さの末尾のみ手書き

また,近くにはキノピオ博物館や,かの有名なレオナルドダヴィンチ博物館もあるようなので,そちらの方にもぜひとも立ち寄るようにしてみたいと思います.

今回のように,海外の学会に行く機会をまたいただくことができるように,今後も頑張っていきたいと思います.それでは,またお会いしましょう!

2024年度 トークインが開催されました!

 皆さんお疲れ様です.最近食卓に卵を導入し,動物性タンパク質をかみしめているM1の弘中です.

2024年9月6日から7日にかけて,大分県の九重にて,第22回九州地区流体工学研究会トークインが開催されました.企業の方のご講演に加え,各大学からの発表,飲み会を通して情報交換を行うような会になります.今年は渕脇先生主催ということもあり,渕脇研メンバー全員が準備に追われていましたが,去年の経験もあって,トークイン中の運営は比較的スムーズに行えたように思います.

一日目最初はイーグル工業株式会社より,王岩さんの表面テクスチャリング技術によるメカニカルシールに関する発表がありました.デモ機の展示もあったため,実際にさわらせていただいたのですが,たった数ミクロンの溝の違いでここまで回し易さが違うのかと驚きました.また,渕脇研究室から,我らがドクター葉石さんの発表がありました.結論に対する丁寧な説明,堂々とした発表,英語の質問に対する受け答えなど,見習うべき点がたくさんありました.なお,あまりの発表の素晴らしさに,発表中の誰も写真を撮り忘れるという事態が発生したため,トークイン準備中の葉石さんの写真を載せておきます.ごめんなさい.そして一日目最後は懇親会です.さまざまな大学の先生方,学生が居る中で,特に印象に残ったのは,長崎大のケニアからきたドクターとの話です.その方は発表の中で,特にApplicationを重要視しているのだと話してくれました.Applicationとは,その研究が何に応用できるのかということだそうで,その部分がしっかりしていると良い発表だと感じるそうです.このように,飲み会ではいろんな方の考え方を聞くことができたので,研究に対する良い刺激になりました.

飲み会の様子

発表の様子?(左:葉石さん 右:弘中)

2日目は,午前中に学生発表の後半戦がありました.私自身の発表も2日目にさせていただいたのですが,自分自身の実力不足をひしひしと感じました.今回の反省点を次回に活かせるよう,これからの研究も頑張ります.

最後になりますが,参加してくださった,たくさんの大学および企業の方のおかげもあり,今回のトークインも素晴らしい会になりました.ありがとうございました.

日本機械学会 2024年度年次大会に参加しました

 秋の涼風に安らぐ岡本です.

2024年度年次大会・ポスター講演.講演日,9月10日.…大変お待たせいたしました.本日10月9日,ひと月越しになりますが,これよりブログ記事を執筆いたします.

年次大会,此度の舞台は愛媛県松山市でした.率直に申し上げます.良い町でした.大通りは路面電車も通る趣ある様相で,かつ福岡・天神の街並みにも似通った都会らしさがある.町を行く人々の足は急いている様子がなく,まったりとした印象を受けます.都会とは,何かと気が休まらぬものですが,こと松山においては,不思議と心穏やかでいられた気がします.こんなところに住んでみたいなぁと,漠然と思いました.

松山といえばそう,道後温泉です.講演が終わったあとは,学生らしく見聞を広める為,町のはずれ,道後湯之町へと赴きます.湯あみしましたのは,道後温泉本館と,道後温泉別館・飛鳥の湯.双方,湯加減が熱々で,三十分も居られず出てしまいました.歴史ある温泉を心行くまで楽しめず,少し残念に思います.飛鳥の湯の浴場で同席した地元の方のお話によると,人をはくために,故意に熱い湯でもてなしているという,有力な説があるそうです.私に限っていえば,その策は大いに作用しておりましょう.そして同人が言うには,松山駅前にある複合施設の中に,”喜助の湯”と呼ばれる温泉があり,そちらをお勧めするとのこと.福岡へ帰る日,そこへ寄ってみると,湯の種類は豊富で,サウナは違う温度に設定された三室あるという無欠ぶり.旅は道連れ世は情け,最後には良いめぐり合わせがあるものですね.

もちろん,温泉ばかり楽しんでいたわけではありません.愛媛大学城北キャンパス,ここで渕脇研究室松尾・岡本は,ポスター講演もこなして参りました.過去,可視化シンポジウムという学会に参加しましたが,年次大会は,より硬派な雰囲気であったように感じます.熱意ある学生も多く,彼らと言葉を交わすうちに,自身の研究への当たり方を再考させられました.発表中も,思ったより人をさばくことが出来ず,少々悔いの残る結果となりました.

様々な方面で勉強になった,三泊四日でした.これを修士論文への足掛かりとして,今後も励みたく思います.

失礼いたします.

お盆前に研究室で飲み会を開きました.

 己が身の丈を知り始めた岡本です.

8月は我々学生にとっては,一つの区切りです.夏休みの始まりであり,2月に控える修論発表等々まで残すところ半年です.そんな折,お盆前8月10日に飲み会で,研究室一同,帯を緩めさせて頂きました.会場は,時々研究室でお邪魔させて頂いている「眞次郎」という居酒屋.締めに塩みの効いた炒飯が出てきて,これが酒と合うのです.写真は,飲み会終わりに店の外で,金澤君に撮ってもらったものになります.4:3のカメラを使うのが初めてだったのでしょう,手元が狂ってしまったのだと,信じたいものですね.

いつものように私事でもお話ししましょうか.この期に及んで,他人と付き合うのが少しだけ億劫になってきました.これまで付き合ってきた人はいいのですが,初対面の人相手となると,心理的に壁を作るようになってしまったのです.少し前までは,飲み屋探しに躍起になっていたのに,この頃は人前に姿を見せることに気が乗りません.年下の知り合いに,これを相談したところ,「大人になったんじゃない」と言われました.その人が言うには,付き合うべき人には素を出して,そうでない人とは距離をおく,大人は皆そうなるから,とのことです.自分より若い人が自分以上に悟っているようで,人生とはわからないものだと思いました.人付き合いを辞めて一人の時間が増えると,これまでと違う時間の過ごし方も身に付きます.この間など,約十年ぶりに動物園に行きました.園児の頃から度々訪れていた福岡市動物園ですが,人への興味が薄れた分,動物の生態に面白さを感じるようになりまして,それはそれで味わい深いです.もうすぐ,象が四頭,福岡市動物園で公開されるらしく(最近まで一頭もいなかったそうです),彼らが公開されたら,また足を運ぼうかな,なんて考えております.

この頃の研究室はというと,B4の奮起する姿をよく目にします.彼らの研究テーマは未だ決まっておりませんが,それに向け資料作成や知識収集に力を入れている様子.9月には本格的に研究テーマが決まるでしょうし,自然と力が入るのかもしれません.これから,トークイン,二本松杯とありますし,彼らのエネルギーを頼りに乗り越えていきたいです.

それでは,本日はこの辺りで,失礼いたします.

2024年度 オープンキャンパスが開催されました!

 こんにちは!吉川勇人です。暑さが厳しい今日この頃ですが、7月13日、14日に九州工業大学のオープンキャンパスが開催されました。私たち学部4年生の3人(吉川、菅田、江口)は、流体研究室の一員として、高校生の皆さんに研究室の紹介を行う機会を頂きました。

 私たちの研究室では、流体ついて学んでおり、この流体の動きを可視化する研究を行っています。今回のオープンキャンパスでは、その具体的な研究内容や応用例について、高校生の皆さんに分かりやすく説明しました。高校生に分かりやすく伝えるために、説明資料のスライドやポスターを作成することに力を入れました。複雑な内容をシンプルにまとめ、視覚的に理解しやすいように工夫し、実験の実演を行い、実際の流体の動きや流体による力を目の当たりにしてもらうことで、さらに興味を持ってもらいました。下の写真は、3人が説明している様子です。

PIVの説明をする江口君

揚力を説明している菅田さん

流体の説明尾する吉川君

 こういった機会を経験したことがなかったため、最初は不安でいっぱいでした。しかし、高校生に具体的な内容をどう伝えるか、どのように興味を引き付けるかを3人で議論し、試行錯誤を重ね、説明資料を作成しました。また、研究室の先輩方にもアドバイスをいただき、プレゼンテーションの質を高めることが出来ました。今年のオープンキャンパスの研究室紹介には、例年の約2倍となる多くの高校生が参加してくださいました。部屋が少し狭く感じるほどの賑わいでしたが、多くの方々に説明できたことは、大変うれしく感じました。

 今回の経験を通じて、私自身も多くのことを学ぶことが出来ました。特に、説明資料の作成を通して、新たな視点を得ることが出来、自分の研究について改めて考える良い機会となりました。また、プレゼンテーションのスキルや、難しい内容を分からいやすく伝えることの重要性も実感しました。

 最後に、オープンキャンパスに参加してくださった高校生の皆さん、狭い部屋でのご清聴いただきありがとうございました。皆さんの熱心な姿勢や興味深い質問に触れることで、私自身も大変刺激を受けました。また、準備の段階でご指導いただいた先輩方や先生にも心から感謝申し上げます。

タイのキングモンクット大学から2人の留学生が,渕脇研に来てくれました.

皆様お疲れ様です.M1弘中です.

5月から6月末にかけて,タイのキングモンクット大学から,FolkとEarth 2人の留学生が,渕脇研究室に来てくれました.

 留学生たちは,パナート研に行く人も含めた3人で来日しました.ウェルカムボードのおかげですぐに見つけることができてよかったです.3人ともヘッドフォンやイヤフォンをしていたので,音楽が好きなのか聞いてみると,3人とタイにいる人を含めてバンドをしているとのことでした.実際に曲を聴かせてもらうと,すごく本格的で,楽器を演奏する3人の姿がかっこよかったです.

 特に印象に残っている出来事は,FolkとEarthと一緒にご飯に行く途中,八木山バイパスの近くを通った時に,「Do you like Pachinko ?」と聞かれたことでしょうか.2人とも日本の漫画やアニメが大好きだそうで,そこから得た知識であるパチンコや暴走族にすごく興味津々でした.2ヶ月間彼らと話した中で,一番盛り上がった話題かもしれません.

空港でのお出迎え(左からMick(パナート研), Earth, Folk)

 また,研究に対しても,熱心に取り組んでいました.翼まわりの流体の解析を行っており,分からないことにも,積極的に質問をしていました.最後のゼミ発表でも,夜遅くまで準備に追われながらも,良い発表に仕上げていました.お疲れ様でした!

ゼミで発表するFolk(上)とEarth(下)

 そして,私事ではありますが,このチューターという経験を通して,英語に対する抵抗が少なくなったように思います.自分が伝えたいことが正しく伝わるように考え、身振り手振りを使って伝えること,相手が何を伝えたいのかを考え,時には聞き返して,話を聞く努力をすること,他にもたくさんの良い経験をすることができました.

最後になりますが,約2ヶ月間,本当にお疲れ様でした!タイでのさらなる活躍を応援しています!

It’s been just 2 months, but thank you for everything ! See you later !