機械情報工学実験

演習

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シラバス

科目名: 機械情報工学実験 (01)
担当教員: 伊藤 高廣 (大学院情報工学研究院機械情報工学研究系) ito@mse.kyutech.ac.jp
対象分野科目 必修科目 1単位
3年 前期 金曜3限目 金曜4限目

授業の概要

担当教員:石原大輔,渕脇正樹,是澤宏之,清水文雄,林朗弘,二保知也,梅田政信

機械情報エンジニアにとって重要技術項目である機械材料,振動,熱伝導,流れ,応力集中,計測,マイクロマシニングなどについて,実験を通じて体験的に学習させる.

カリキュラムにおけるこの授業の位置付け

これまでに学んだ機械情報工学の基礎科目,基礎知識を習得していることを前提としている.機械システム工学応用実験とあわせて全項目を修得させる.

授業項目 (授業計画)

(1) ガイダンス,安全教育
(2) オペアンプの回路基礎と計測 (1)CADによる回路設計と解析,(2)実際の回路を用いた設計・計測
(3) マイクロコンピュータ/DCサーボ
(4) 物体周りの流れ (1)数値解析,(2)流れの計測と可視化
(5) 論理回路設計
(6) 応力集中の解析と実験
(7) 振動測定および解析
(8) 精密計測 (1)機械計測器の評価と誤差原因の検討,(2)レーザー干渉計を用いた精密測定
(9) マイクロマシン技術の基礎
(10) 設計用言語を用いた設計計算
(11) 熱伝導解析と測定実験

授業の進め方

12グループに分け,グループ毎に各テーマに取り組ませる.各テーマに2週を割り当て,本授業期間中に6テーマを実施する.残りの6テーマは次学期の機械システム応用実験で実施する.各実験において各自で報告書を作成し提出する.内容が不適当な場合は再提出とする.

授業の達成目標 (学習・教育目標との関連)

本科目は,機械情報工学科の学習・教育目標の
(B-2)実験—実験の目的を認識しながら実験を計画・遂行し,実験において体験する諸現象を評価できる能力

  • 実験での現象を観察し,正しく理解できる.(レベル3)
  • 現象を認識するための適切な測定・計測方法を選択できる.(レベル3)
  • 実験で確認した現象を理論的に解釈し,体系的に理解できる.(レベル3)
  • 理論値と実験値との違いを理解し,実験データのばらつきを認識するとともに実験の妥当性を評価できる.(レベル3)
  • データ整理を行い,報告書を書くことができる.(レベル3)

をカバーしている.

各項目の知識を習得させるばかりではなく,それらを応用して自ら問題点を発見し,解決する能力を身につけさせる.報告書の作成を通じて技術論文,技術文書執筆の祭に必要となる論理的な記述力を身につけさせる.

成績評価の基準および評価方法

各テーマごとに提出するレポートにより,達成目標に対する到達度を判定し評価する.

キーワード

実験,データ処理,実験レポート,

教科書

本実験のために実験担当者が作成したテキストを使用する.
実験・実習における安全の手引き

参考書

備考