研究室ブログ

2023年度 B4 自己紹介 第一弾

皆様初めまして,
今年度より渕脇研究室に配属となりましたB4の弘中凌(ひろなかりょう)です.


 今回は自己紹介ということで.私は生まれも育ちも福岡で,大学へは車で1時間かけて通学しています.まわりからは通学で1時間運転するのは大変だねとよく言われるのですが,好きな音楽を流しながら運転するのは案外好きだったりします.最近ではAKB48のフライングゲットやOne DirectionのLive While We’re Youngを流してテンションを上げています.楽しいです.


 趣味はダンスと漫画です.ダンスは大学から初めて,poppinというジャンルをやっています.音ハメがバチバチに気持ちいいです.漫画はハイキュー!!が好きです.キャラクター1人1人が主人公過ぎます.激アツです.また,最近クレステッドゲッコーというヤモリをお迎えしました.初めは別の種類のヤモリをお迎えしようと思っていたのですが,お店で手に乗せたときのクレステッドゲッコーのぷにぷに感に射貫かれました.毎夜家に帰ると餌欲しさに寄ってきます.かわいいです.














 私が流体に興味を持ったきっかけは蝶々のロボフライです.もともと昆虫が好きで,講義の中で蝶々のロボフライの話が出たときに蝶々の部分に反応しました.そこから流体は私たちが空気中で生活している以上,切っても切り離せない存在というような話を聞き,流体のちからってすげー!となり,これが渕脇研究室に入る理由の1つとなりました.

 そしてもう1つの理由は渕脇研に所属されている先輩方です.研究室を選ぶ時期になりいろいろな人と情報交換すると,尊敬する先生や自分のやりたいことなど様々な志望理由に加え,どこどこの研究室は楽だからおすすめだよというような情報がたくさんありました.そんな中,渕脇研の先輩方に話を聞くと,どの先輩も研究は大変だけど確実に成長できると断言しており,その姿をかっこいいなと思って渕脇研に入ることを決めました.

















 現在はPIV(Particle Image Velocimetry)の装置を自作してどこまでの精度で撮影できるのかといったテーマで研究を進めています.流体に関する知識はもちろん,装置を製作する際に必要な光学系や電気回路の知識など,幅広く勉強することを苦労しながら日々頑張っています.

















 以上で自己紹介を終わります.研究室の皆様,これからよろしくお願いいたします.


AJK FED 2023 (ASME – JSME – KSME Fluid Engineering Division 2023) in 大阪 に参加しました

 皆様,ご無沙汰しております.D1葉石です.最近は,暑さもさることながら,非常に強い通り雨が発生しており,湿気も相まってかなり過ごしづらい日々が続いています.そんな中,増え切ってしまった体重をそぎ落とすためにも走るようにしているのですが,運動不足も重なり,なかなか思うように走れない日々です.運動できる日には少しだけでもして,「塵も積もれば山となる」の精神で頑張ろうと思います.

 さて,本題に入りますが,7月10~13日の間に大阪の国際会議場:グランキューブ大阪において,アメリカ・日本・韓国の三ヶ国の機械学会が集まり,流体に関する研究講演および交流を行うAJKFED(ASME-JSME-KSME Fluids Engineering Division)2023が開催されました.この国際学会には,D2小林さんとD1葉石の2人で参加しました.


 私の発表が開催初日にあることもあり,私と小林さんは大阪に前日入りすることとなりました.その際,移動手段として飛行機を利用しました.別の方法として新幹線があったのですが,当日は激しい雨により新幹線の運行が困難な状況となっていました.そのため,私たちが問題なく会場にたどり着けたのは幸いでした.移動手段の手配をしてくださった,小林さんには感謝しかないです.

 学会当日,会場に到着するとやはり国際会議,海外の方々がたくさん来場していました.どの場所に移動しても,英語を使用した会話が飛び交っており,国際会議に参加していることを改めて感じました.


 各国の参加者の人数ですが,日本がやはり多いものの半数以上が海外の方々で占められていました.アメリカ形式で開催していることもあり,朝の8時10分から開会式があり,三ヶ国の機械学会の代表者の方々が挨拶し,AJKFED2023が開催されました.開会式の直後から,Plenary Sessionと呼ばれる60分の発表があり,その合間にカテゴリごとに部屋に分かれて, Technical sessionsと呼ばれる一人20分の発表を2時間区切りで行われました.

 Plenary sessionでは,企業の方あるいは教授の方が,流体の可視化を行う際に考慮することや,可視化を行う手法など様々な内容で講演されていました.特に印象に残っている内容は,JR東日本の弥生さんが講演されていた内容でした.実際に企業の方々がどのように流体力学を利用して,様々な現象を解明していくかを具体的に発表されていたので,とても新鮮でした.また,Technical sessionsではFundamental Fluid Dynamics やComputational Fluid Dynamics,さらにはMultiphase Multicomponent Flowsなど,その内容は多岐にわたっており,基礎的な現象だけでなく応用的な内容であるタービンやポンプに関する内容もありました.

 自身の発表では今まで繰り返し練習・修正をしてきた自分と,発表資料を信じて発表に臨みました.発表前までは,初めての国際会議であり,海外の方が見ていることを意識してしまい,かなり緊張していました.しかしながら,発表していくにつれて,その緊張はなくなっていき,集中して取り組むことができました.しかしながら,発表後の質問対応では,質問内容を理解した際には,すぐに対応することができたのですが,説明する際の言葉や資料の見せ方がうまくいかず,さらには,相手の質問がなかなか聞こえずにうろたえてしまいました.その時は,渕脇先生が補助してくださったおかげで,何とか乗り切ることができました.今回の発表では得たものがあったものの,その一方で,自分のまだまだ至らない未熟な点が浮き彫りになったような気がします.
 小林さんは,三日目に発表がありました.複数回目の英語での発表であったことと,歴戦の経験からもすごく落ち着いた発表で,質問対応も丁寧にされており,さすがの一言でした.



 少し日時が前後しますが,二日目の夜にはBanquet:懇親会がありました.



 この懇親会では,円卓ごとに食器が既に並べられており,皆で向かい合って歓談しながら交流することができるようなセッティングになっていました.さらには,リーガロイヤルホテルであったこともあり,食事の内容もかなり豪華でした.今回の懇親会では,テーブル形式での食事ということもあり,海外の方々との交流は図れませんでした.しかしながら,大分高専,大分大学および東北大学の先生方と楽しくお話することができました.また機会があればぜひともご一緒したいです.

 最終日まで,大きな問題も全く起きることなく,無事にAJKFED2023が終了しました.とても素晴らしい国際会議であり,多くのことを学ぶことができました.このような催事を開催するには,運営委員会の方々の並々ならぬ努力のおかげであると考えています.今回のような素敵な講演会を開いていただき,運営委員会の方々には,感謝の意しかありません.

 今後は,今回の国際会議で学んだことを研究活動に還元していきながら頑張っていきたいと思います.それでは,またお会いしましょう!

日本機械学会九州支部 卒業論文講演会にて優秀講演賞を受賞しました.

 皆さんこんにちは,再三再四の登場をさせていただきます,川口です.3月になり,後輩たちが来るようになりました.大学院入試に向けて,勉強している彼らを見ると,自分らも1年前に勉強していたことを思い出します.

 先日,宮崎大学で行われた,第54回学生員卒業研究発表講演会において,優秀講演賞をいただきました.この賞は,各セッションから一人ずつ表彰される賞となっていました.公演プログラムが発表されたときに,同輩の岡本と自分は同じセッションとなってしまい,どちらかしか受賞できない状況でした.発表する前から自分たちが受賞する前提なこともおこがましかったですが,自分らは,お互いに頑張ろうと話していました.受賞させていただいた発表内容については,前回のブログ記事に載せておりますので,割愛させていただきます.

 結果として,受賞させていただきました.これまで,個人で表彰される経験が少なかったため,今回の受賞は非常にありがたく,うれしく思っています.しかしながら,研究はもちろん道半ばであり,発表で用いた資料も渕脇先生および先輩方の指導をたくさんいただいたおかげで,発表できるまでになりました.この受賞は,渕脇研究室の皆さんのおかげでいただけたものです.この自覚があるからこそ,これから自分自身が成長し研究も進めようと思いますし,後輩たちの指導をしていきたいと思います.


令和4年度 卒業式

山口

 皆さん,こんにちは!卒業しました,山口です!

 先日,卒業式が行われ,私は無事に卒業することができました!無事にというのも,私自身,学部生時代は非常に成績が悪く,留年はしなかったものの,テストの点数・単位数ともに必要要件ギリギリの生活を送っていました.どうしてもサボってしまうこの腐った根性を叩き直してもらいたいという動機に加え,頭が悪いなりに流体に興味を持っていたことから,渕脇研究室を希望しました.“この研究室に身を置くことで頑張れるぞ!”なんて甘い考えを意気込んでいた過去が,恥ずかしくも懐かしく感じます.

 私に与えられた研究テーマは「導電性高分子」でした.これまで電気化学に関する勉強を避けてきた私にとっては,文字通りお先真っ暗状態です.(後の祝賀会で明らかになったことなのですが,先生は全て見透かした上で私に壁を与えて下さっていたみたいです.)それからというもの,「勉強嫌いの私」vs「導電性高分子」の3年間の戦いの中で,先生の思惑通り色々な壁にぶち当たりました.渕脇研究室を経て卒業された先輩の皆様方なら多くを語らずともイメージができると思うので,「色々」と省略させて頂きます.

 この3年間はあっという間,いや,ちゃんと長い時間であった気がします.24歳の私の人生の8分の1とは言わず,人生の半分の時間を過ごした気がします.この研究室での「色々」は非常に濃く,この3年間はコロナ禍でも密でした.全ての壁をぶち壊せたとは思っていません.途中,壁を行き止まりと間違えて右に曲がって避けたこともありました.しかし,その壁の向こうに所属したての頃には見えなかった景色,見えるとも思わなかった景色が,今見えていると実感しています.普通のことが普通にできない私が,このように見えなかった景色を見ることができているのは,渕脇先生をはじめ,先輩,後輩,同期の葉石くんの支えがあってこそだと確信しています.本当にありがとうございます.大きな荷物を支える必要が無くなったこともあり,渕脇研究室の,益々の加速的な発展を期待しております.

 最後に,私が担当したブログ記事は片手で数えられる程度ですが,本ブログが最後の記事となるかと思います.お世話になりました.今後はブログの閲覧者として皆さんの発展を応援したいと思います.

それでは,ごきげんよう!

葉石

 こんにちは!火山灰被り男こと葉石です.最近は,後輩であるB4の岡本君に,ギターを教えてもらうようになりました.まずは,BUMP OF CHICKENの天体観測を弾くことができるように頑張ります.

 さて,先日,2022年度 旧機械情報工学科(大学院)の修了式がありました.機械学科は恒例である,500人講義室にて修了証書授与式が行われ,研究室一同で参加しました.今回,渕脇研究室からは,M2である私と山口君の2人が登壇し,証書を授与する運びとなりました.機械情報工学科は,私たちの代が最後となるため,B4は異なる式にて卒業証書を授与するようです.
 司会は今年度,学科長である鈴木先生が担当し,厳かに行われました.開式の辞の直後に,修了証書授与となり,機械情報工学科に該当する研究室の学生が次々と指導していただいた先生から証書を授与していきました.私たちも登壇し,三年間お世話になった渕脇先生から手渡しで卒業証書をいただきました.証書をいただく際には,渕脇先生から「今後も引き続き頑張ってください」と激励の言葉をいただきました.

 また,学科長からの祝辞では,鈴木先生から「1.チャレンジし続けること」,「2,利他の精神を持つこと」および「3.学校名ではなく自身の技術にブランドを持つこと」とありがたいお言葉をいただきました.博士後期課程では,先述した3つのことが大事だと思うので,忘れずにいたいです.



 私は,B4からM2までの三年間で,成果を出すことはほとんどできなかったものの,渕脇先生のご指導を始め,他の研究室メンバーの支えもあり,少しは成長することができたと思っています.これからも日進月歩とはいかずとも,継続して研究を続けて,成果を出すことができるように頑張っていきます.

 卒業証書・修了証書授与式の後には,渕脇研究室おなじみの野上プレジデントホテル一階にある「中華料理 のがみ大飯店」にて,祝賀会を開きました.コロナのおかげで,一昨年と去年は計算機室でこぢんまりとやっていましたが,今年はウイルスの猛威も少し緩和したおかげで,無事に開催することができました.M1の田中君,小河君そしてD1の小林さんが手配および準備してくださったおかげで,皆でわいわい盛り上がって楽しい時間を過ごすことができました.渕脇先生からのお言葉や,山口君の話も聞くことができ,とても充実していたと思います.また,来年もこうして楽しい時間を過ごすことができればなと思っています.

 4月からは,あまり大きな変化がない人もいれば,卒業して企業で働き始め,新しい環境に飛び込む人と,色々な人がいると思います.どのような場所でも頑張ることができれば,自ずと成長し,結果を出すことができるようになると私は信じています.なので,皆さん,来年度も張り切っていきましょう!

川口

 皆さんこんにちは,学部を卒業しました,川口です.これから1週間程度無職です.とは言え,生活に変化はありません.五重の塔も下から組むということで,最近は勉強が主体になっています.

 先日,九州工業大学情報工学部,知的システム工学科を卒業させていただきました.自分以外の多くはこの大学で4年間を過ごしてきたようですが,自分は高専から編入しているため,2年しか過ごしていません.それに加え,うち1年間は遠隔授業だったため,特に思い出もありません.2年間を振り返ってもほとんどが今年の内容になります.これに関して,別にさみしいとは思っていません.本当です.

 実際に振り返っても,ふと思い浮かぶ風景は実験室です.これまでの先輩方も同様でしょうが,家にいる時間より,実験室にいる時間のほうが長かったです.そのおかげで電気代が少し安くなっていたのは助かりました.夏ごろに初めて実験した際,ボール周りの流れ場を,PIVを用いて観察しました.その時,実験室の先輩方も目をキラキラさせながら観察していたことを覚えています.この人たちは本当に実験が好きなのだな,と思いました.他にもたくさんの思い出がありますが,全部書いてしまうときりがないため割愛させていただきます.

 この1年は楽しいだけでなく,つらいときもありました.それでもこうして卒業を迎えることができました.これは渕脇先生のご指導や,先輩方に支えていただいたおかげです.この場をお借りして,改めて感謝を伝えさせていただきます.ありがとうございました.学部は卒業しますが,博士前期課程があるため,あと2年はお世話になります.よろしくお願いします.

 来年からは,修士1年になります.また,後輩ができます.これまで先輩方から教わったことを,後輩に伝えます.自分自身も人として,研究者として成長していけるよう頑張ります.

岡本

 最近,同窓会で浮いて,結果担任の教師と話した時間が一番長かった岡本です.
 卒業おめでとうございます.ありがとうございます.

 2023年3月24日,九工大の学位授与式が行われました.式をはじめとした卒業イベントを終えた感想を述べていきます.

 学位授与式についてですが,あまり面白いものではありませんでした.もともとこの類の式典は大の苦手でして,この渕脇研究室に所属していなければ,私は出席していなかったことでしょう.人にはそれぞれ個性感性というものがあり,これは私のそれから言わせた戯言ですが,私は式典というものに特別価値を感じません.具体的には,自身に関する式典です.まず服装です.私はすこぶるスーツというものが嫌いです.何故卒業式は皆こぞって正装をするのでしょう.万年ジャージの私からすると,理解に苦しみます.…しかし他人からすれば一生の思い出でしょうし,式中ジャージの人を見かけた時,良い気分はしないだろうな,と毎度そう考えてしぶしぶスーツを着ています.やりづらいことこの上ないですが,価値を感じていない人間は,基本的に価値を見出している人間を損なうべきでは無いでしょうから….写真も苦手です.式の後は,皆写真,写真,写真.写真を後で見て楽しいと思いませんし,下手くそな笑顔を馬鹿にされるのがオチですし,自分の写った写真を見るのは苦痛なので写りたくありません.カメラを向けられると拒否反応が出るので,切にお願いします,やめてください.盗撮なら構いませんので….式前には,運悪く友人と出会うこともなく,同窓会以上に浮きました.天はどこまで人を追い詰めれば気が済むのでしょう.

 式後の飲み会は楽しかったです.飲み会中のことは恐らく同期が書いているので,私は飲み会帰りのことを少々.飲み会終了後,幾人かで新飯塚駅から博多駅へ向かったのですが,その中の一人がかなりハードに飲んでいたらしく,また,電車の揺れが追い打ちになり,博多駅着後,待合室でやらかしまして….その時,介抱のために当人のほとんど目の前に座っていたもので,危うく正面から食らうところでした.その後,諸々対応したのですが,自分自身,飲み始めてから何度も吐いてきたこともあり,あまり驚くことはなく,寧ろどこか感慨深かったです.これが歳をとるということなのでしょう.そして,今度からは,飲み会の日にはビニール袋を荷物に入れておこう,と決心した次第です.

 そうこうとしているうちに新年度が近づいています.4月から大学院生になり,近く,留学生との交流や,TAとしての活動も始まります.まずはそれらに向け,身を引き締めて参ります.
 失礼いたします.

村中

 こんにちは.村中です.最近,久しぶりに筋トレをしたら2日間日常生活に支障が出て,体が鈍っているなぁと感じています.

 さて,今回のブログのテーマは”卒業”です.これまで,小中高と3回の卒業時は,それぞれ新しい出会い,環境にワクワクしていたため,それほど悲しい気持ちはありませんでした.ですが,今回は新しい出会いも環境にもならず,さらには,同じ学科で仲良くしていた数少ない女子の友人が全員就職ということで,悲しい気持ちが溢れています.

 私は当日,袴の着付けがあったため,朝5時に起き,北九州へ向かいました.北九州ソレイユ大ホールの学位授与式に参加した後,すぐに飯塚キャンパスへ移動しなければならず,袴姿で運転してくれた友人には感謝しかありません.式典の時間よりも圧倒的にドライブの時間が長く,不思議な感じでしたが,これはこれで素敵な思い出となりました.式典での,”感謝の気持ちは形で表すべき”との言葉が記憶に残っています.感謝の気持ちを言葉で表すことは大事だということはよく聞きますが,確かに,形で表すことも大事なことだなと思いました.今後,実践していこうと考えています.

 学部を卒業しましたが,あと2年,研究室に所属する予定です.不束者ではございますが,今後ともどうぞよろしくお願いいたします.


三建設備工業株式会社研究所にて,研究報告を行いました.(&田中冒険記) in つくば

こんにちは
M1の田中です.

 今回は,共同研究先である三建設備工業株式会社様の研究所(in つくば)において,研究報告および意見交換を行いましたので,その記事となります.

 突然ですが皆さん,冷房の運転は自動運転にしていますか.自動運転のほうが,エアコンの冷却ロスが少なく省エネにつながります.冷気を吹き出すためのパラメーターには,エアコン機器内部を循環する冷媒や風量が考えられます.そこで,手動設定によるエアコン運転の場合,それらが固定されてしまうのです.しかしながら,自動運転の場合,それらは自動的に最適化され,省エネ運転が可能となります.

 このように,共同研究の内容は,「空調設備の運転最適化」としていますが,普段私たちが目にする空調機器(エアコン)ではなく,大型建築物(オフィスビルや病院など)を対象にした,大規模な空調設備の運転最適化を目的としています.そこで,普段私たちは目にしないという点で,まとめることに非常に苦労しました.まとめるためには,自分自身の頭の中での情報の整理,それを誰でもわかるように伝えることが必要です.今回の研究報告に向け,数回ゼミ発表を行いました.しかしながら,やはり,最初のほうは,情報がシンプルに精査されておらず,伝わっていなかったことを感じました.

 このような準備期間および発表を経て,人にわかりやすく伝えるためには,情報を必要最低限にして,シンプルさが特に重要だと気づきました.また,それらが共同研究の目論見でもあると感じました.

 その夜,「新橋」にて,先方と先生の三名で飲み会を行いました.「サラリーマンの町」ということで,新橋の裏路地には,雰囲気のある飲み屋が立ち並び,さらに,夜のお店というスパイスが加わって,魅惑の町でした.1件目は,雰囲気のよさそうな炉端焼き店に入りました.しかし,夜風が体を駆け巡り,すぐギブアップです.
 そのため,その後,室内かつ先生の行きつけのお店で二次会を行いました.これぞ行きつけの店だという雰囲気で,大変満足です.最近,日本酒ならぎりぎり飲めることに気が付き,日本酒を飲みました.日本酒を舌の上で転がすと,ほのかな甘みが鼻を通るものの,その後の強烈なアルコールが自分を飲み込みます.しかしながら,気が良いおかみさんは,1合といいつつ,グラスと升になみなみ注いでくださいました.さらに,おかみさんの作る料理は非常においしかったです.よって,おかみさんに感謝し,”星3つ(★★★)”とします.



 いつもならここまでの記事となりますが,前回の記事にて,葉石さんが本気を出してきたので,答えなくてはいけません.まさか,学会の後,スーツ姿で,灰をかぶりながら,数十kmチャリをこぐとは.そこで,以降,1人東京旅となります.また,今回の発表を通して「わかりやすく伝えること」が重要だと気が付いたため,文を読まずとも,写真だけで内容がわかるように工夫します.

 自分は二次会を終え,帰路に着きました.その帰り道で,ひときわ輝きを放つ何かと目が会いました.「わしらのシマで勝手に何しとんのや」と言わんばかりの覇気を放ちながら近づいてみると・・・なんじゃごりゃーーーです.「TOKYOタワー」ではありませんか.初めてみる生TOKYOタワーであり,特に,真下から見上げると圧巻でした.自分はアリからこのように見られているのかと,アリの気持ちが分かりました.



 2日目,昨日の先生との飲み会において,「葉石さんに対抗するためには,豊洲の朝市が必要だなぁ」と課題を頂きました.それは,負けじと行くしかないということで,朝4時に起き,始発で「豊洲市場」へ向かいました.朝市はありませんでしたが,マグロのセリが行われているとのことで,記念に見に行きました.魚のプロたちによるセリを,ガラス張りの別フロアから見ていました.人体サイズの冷凍マグロ数百匹を前に,プロたちが手話のようなもので会話しています.この手話は,セリのサインで,値段などを表しているそうです.この時,自分の所持金は5,000円弱.戦わずとも,当然セリ負けており,がっかりです.先生からの2つ目の課題として,魚を抱えた写真が必要でしたが,無念です.



 そして,近くに,あの有名な「お台場」「フジテレビ」がありましたので,行ってみました.「あそこに吉岡里帆がいるんだ(いたんだ)」という気持ちで大変気持ちが良いです.こんな気持ちにさせてくれたフジテレビは素晴らしく,よって,”スーを差し上げます.
また,辺りをぶらついていると,またもや見たことあるやつが.それは,なんと「自由の女神」ではありませんか.自由の女神はニューヨークにあると知っていましたが,ここだったんですね!!衝撃で,しばらく固まってしまいました.




 そろそろお腹がすいてきましたので,腹を満たすべく,「築地市場」へ行きます.築地市場では朝市が行われていました.その中で,ひときわいい匂いを放っていた「ホルモン煮込み」を食べました.魚じゃないんかいと思われるかもしれませんが,ご容赦ください.結構,名店だったみたいです.そのホルモン煮込みは,今まで食べたものの中で一番,濃く,かつ深い味わいが広がり,阿部寛のような料理でした.おいしく,阿部寛も堪能させてくれ,よって,その阿部寛煮込みは,”星3つ(★★★)”とします.
また,築地市場には,卵焼きの老舗があることを知っていましたので,行列に並び購入しました.果たして,卵焼きは甘い派の自分を楽しませてくれるでしょうか.口に入れた瞬間はだしの香りがするものの,その後,大好きな甘い味わいが自分を遊んでくれました.よって,その卵焼きは,”星3つ(★★★)”とします.




 その後,築地市場周辺を歩いて探索し,近くにあった「歌舞伎座」「国会議事堂」「皇居」を観光しました.歌舞伎座ではカブいてみました.国会議事堂は,「ガーシー政党によるデモ」のせいで警備がガチガチでしたので,写真をとり,急いで逃げました.その中でも,皇居には驚きました.ビルが立ち並ぶ中,急に開け,尋常じゃないくらいの敷地面積でした.スーツで歩き回ったため,現在,足の裏の皮は剥け,筋肉痛が残っています.天皇はとんでもない家に住んでいるようです.皇居はすごい広く,すごい街並みでした.よって,皇居にも”スーを差し上げます.”




 最後に,東京といえば「Thunder gate」「スカイツリー」ということで,ようやく電車に乗り,墨田区へと向かいました.中でも,スカイツリーのでかさには東京タワー以上に,圧巻でした.また,スカイツリーの横に特徴的な建造物が見られ,さらにその横には….もう「アレ」にしか見えません.金色の「アレ」です.調べてみると,アサヒビールの会社のようで,「炎」を表しているようです….驚きのあまり,ここでも固まってしまいました.



 今回の旅は,朝4時から始まり,基本的に歩き回りました.10kmくらいは歩いたと思います.その痕跡を地図に残すと,下図のようになります.東京の主要な観光地はほとんど制覇できたと思います.以上を持って,冒険記とさせていただき,次回のブログ執筆者にバトンを渡したいと思います.


日本機械学会 九州支部 九州学生会第54回学生員卒業研究発表講演会に参加しました.

岡本
来週のゼミ資料の作成で,学生会のブログ記事どころではない岡本です.

 3月3日日中にかけて,宮崎大学工学部にて,第54回学生会が執り行われました.お疲れさまでした.
 まず,第一声にはなりますが,宮崎,遠すぎます.同期川口から聞いた話によると,福岡から宮崎までの道のりは,地図上の直線的な距離とはずいぶんとかけ離れているらしいのです.なんでも、宮崎に向かうのは,福岡から鹿児島に向かうのとも,距離的には変わらないのだとか.学生会は朝9時半開会のため,それだけ遠いと当日入りは到底間に合いません.そこで,B4三人は前日の昼に福岡を出て,宮崎へと向かうことと相成ります.その道中,およそ4時間半もバスの中で過ごすことになりました.車酔いで学会の資料の修正に費やすことも出来ず,仕方なくルービックキューブを解くのと浅いうたた寝との繰り返し.帰りも,行き同様,学会当日中に帰るのは厳しいということで,学会翌日朝に宮崎を発ち,その日の15時半ごろ,福岡到着,それでようやく帰宅…と,道程を振り返っていきますとこんな具合です.宮崎の皆さま,誠に申し訳ありません.私もうしばらく宮崎には近づきたくありません.

 学会当日は朝が一番辛かったです.これは、前日深夜,資料修正の為に夜更かししていたためです.当日朝7時半ごろ,眠気眼をこすりながら宮崎大学行きのバスに乗り,市内から大学まで40分をかけ,やっとの思いで学生会の会場までたどり着きます.それから半日にかけて学生会が行われ,17時に学生会閉会という運びでした.けれども,肝心の本番のことはというと,実はそこまで印象に残ってはいません.本番も発表練習と変わらなかったように思いますし,そもそも準備の方が相当苦しかったです.学会中通して,他大学の学生の研究も面白そうだなぁ,と漠然とそう感じたのみでした.自分自身意外ではありましたが,当日こそ,そんなものなのかなぁ,と思います.

 学生会の準備は嘘偽り無く辛かったですが,“根をつめる”ことが自身のスキルを向上させてくれた実感がありますし,何より,学会で頂いた意見などが,今,研究深堀りのヒントになってくれています.学会に行く意義を見つけられたことが、今回最大の収穫でしょうか.先生,先輩方,同期のお二方,この度も力を貸していただきありがとうございました.

 また,今回の経験から得られたものを,新しく研究室に入ってくる後輩達に幾分かでも託せれば良いな,と思います.

 以上,学生会の纏めでした.
 失礼いたします.

川口
 皆さん,こんにちは.川口です.最近は卒論,卒論発表会,学生会と忙しく,三途の川を垣間見た気がします.これを乗り越えてきた先輩方を非常に尊敬します.2月末に卒業論文発表会が終わり,前回はそれについての感想を書かせていただきました.その数週間後にまた書かせていただくとは思ってなかったです.

 今回私たちが参加させていただいた,第54回学生員卒業研究発表講演会は,宮崎大学で行われました.自分自身,他大学に行く機会がなかったため,宮崎大学を訪れたことは非常に興味深い経験でした.学生会には,九州内の学部4年生および高専5年生が参加しており,それぞれの研究について発表しました.私たちは流体分野のセッションで発表し,他の人の発表を聞きました.学生会では,流体分野のセッションは,他のセッションより部屋を多くとっており,多くの研究が行われていることが感じられました.研究室以外の研究の話を聞くことは新鮮で,興味深い経験でした.

私は学生会において,座長を務めさせていただきました.発表会の進行を務めるのは初めての経験で,予定通りの進行ができませんでした.しかしながら,評価のポイントを知ることができたり,他大学の先生型の名前を伺うことができたりと,良い経験ができました.
 私の発表は,よくできたと思います.卒論発表会が終わってから1週間しか時間はありませんでしたが,より良い発表にしようと資料の修正や発表練習をして,本番を迎えたためです.反省点としては,質疑に対する返答および質問資料が不十分であったことが挙げられます.発表は練習できても,質問はその場で答えます.本番ではどうしても緊張してしまい,事前に考えていたことさえ言えませんでした.また,事前に考えていた質問に対する資料も完成できませんでした.

 今回の九州学生会,前回の卒論発表会を経験し,今の自分に不足している部分が顕著になったと感じています.これからも研究に取り組むために,これらから得られた経験を自身にフィードバックし,より一層成長したいと思いました.

 学生会が終わった後は,先生と飲ませていただきました.研究はもちろんですが,酒も飲めるよう成長したいです.

村中
 こんにちは.学生会が終わったら,たくさん寝ようと思っていたのに,やりたいことが多すぎて,結局たくさん寝れていない村中です.

 先日,宮崎大学で行われた九州学生会第54回学生員卒業研究発表講演会で発表をさせて頂きました.学内卒論発表の経験から,質問対応の準備をしっかりしなければと思い,質問資料を時間の許す限り作成しました.ですが,本番で活用することはできませんでした.先輩方は,100の質問に対する資料を準備し,学外発表に臨まれているということなので,次に発表の機会を頂けた時には,先輩方のように準備できるよう,計画的に物事を進めようと思いました.また,他大学の4年生とそれぞれ自分の研究室の話や,研究の話をすることができたことが,大変面白かったです.

 学生会前日にB4三人で宮崎名物,おぐらのチキン南蛮を食べた時に,そのおいしさに人目を気にせず叫んでいた岡本君や,反省会時に酔いが回っていたのか,取り箸を4膳も注文しようとしていた川口君の姿,あと3年くらいは忘れないと思います.とても楽しく,有意義な時間を過ごさせていただきました.ありがとうございました.

日本機械学会 九州支部 第76期総会・講演会(&葉石冒険記) in 鹿児島

 皆々様,いかがお過ごしでしょうか.M2葉石です.もうすぐ春の陽気が来るのではないかと思いますが,それよりも先に花粉が飛び散り始めております.おかげさまで,ティッシュが手放せなくなってきました.今まで,花粉症ではなかったので,花粉症の方はこんなにも辛いのかと,身をもって痛感しています.花粉症を和らげるには,ワセリンを塗るといいと聞いたので,今度試してみようかと思います.

 さて,本題に入りますが,先日,3月6日(月)に鹿児島大学 郡元キャンパスにて日本機械学会 九州支部 第76期 総会・講演会が行われ,その総会・講演会に今回参加させていただきました.九州支部の機械学会であるため,参加する大学は限定されるものの,流体工学のみならず,他の計算力学や材料力学などの機械分野の発表も行われていました.

 流体工学に関する知識獲得のため,私は,流体工学のセッションの発表を聞くことにしました.やはり,学会は様々な研究テーマの人が参加しているため,色々な研究発表を聞くことができ,とても楽しかったです.発表時の資料や発表の仕方についても,学ぶ箇所が多く,自身にフィードバックしていきたいものがありました.

 自身の発表に関してですが,私が学会に参加することが,今回で3回目ということもあり,以前よりも気持ちに余裕をもって臨むことができました.発表は朝一番のセッションだったのですが,直前まで練習や準備を行ったため,慌てることなく発表することができました.しかしながら,質問に対する回答は,資料を見せながら行ったものの,相手に伝えられておらず,また要点を得ていないような回答をしてしまったように感じます.次回,発表する機会がある時には,より深い内容の議論を行うためにも,さらに勉強したいと思います.



 学会が終わった次の日は,高速バスの出発時間が午後ということもあり時間があったので,早起きして桜島に行くことにしました.私が滞在していた場所から桜島までは,フェリーが出ていたので,フェリーに乗って桜島に行きました.フェリーに乗っている間に,桜島には自転車レンタルができるお店があることを知ったので,自転車で一周しようと思い立ちました.フェリーが桜島の港に到着した直後に,すぐに自転車レンタルのお店に行き,自転車をレンタルしました.レンタル料は一時間につき300円でした.お店の方曰く,桜島を自転車で一周するのにかかる時間は,4時間程度とのことだったので,9時に出発すれば13時には戻れると考え,4時間分レンタルしました.レンタルした自転車は,街乗りタイプのハンドルのギアが7まであるはずなのに,5までしか入らない自転車でしたが,何とかなると考え,スーツ姿かつ革靴ながらも出発しました.

 桜島をサイクリングしていて,自然豊か…とまではいかないものの,活火山がある島ならではの風景を見ることができました.おそらく川だった場所には,岩が敷き詰められており,場所によっては,火山灰が降り積もっていて,浜も灰色の火山灰だったなど,見たことのない景色が多く,とても新鮮でした.出発地点からちょうど港のあった場所から島の反対まで行くと,大正3年の噴火で埋もれてしまった鳥居のある場所に着きました.近くにある中学校の学生が掃除をしているらしく,きれいな状態のままでした.お賽銭を入れて,再出発すると,次第に火山の火口からモクモクと灰色の火山灰が吹き上がり,流れていく様子が見えました.私は,火山灰が立ち上る様子を直接見ることが初めてだったので,激しい噴火にならないかと心配でしたが,周囲の人たちは何も慌てていなかったので,そのまま進むことにしました.



 その時点で引き返すべきでした.以前,鹿児島出身であるB4の川口君から,「火山灰を被ってしまうとひどいときには,全身真っ黒になる」と聞いたことがあり,火山灰を被ってしまうことも予測できたはずでした.しかし,その時の私は初の鹿児島であること,さらにはサイクリングによるアドレナリン分泌により,火山灰を被ることなど全く考えておらず,あろうことか「モクモクと上がっているな」としか思いませんでした.



 鳥居があった場所から数十分すると,桜島口あたりから目の前が灰色で埋め尽くされ始めました.ただの煙かなと思いながら,何も考えずに,その中に突っ込むと,サッカーをやっていた時に蹴られた砂の粒をかけられたことを思い出すほど,火山灰がビシビシと全身にぶつかるのを感じました.進めば進むほど,全身に火山灰が降り積もっていき,また目にも火山灰が入ってきて,まともに目を開けられませんでした.車道を通るトラックなどが巻き上げる火山灰も浴びながら,それでもひたすら自転車をこぎ続けて,火山灰が通る箇所を突き進みました.

 ようやく火山灰が通る箇所を過ぎ,少しして自転車レンタルのお店に戻ると,お店の人から心配されるほど全身が真っ黒になっていました.洗濯すればとれると言われたもののさすがにそのまま移動するのはよくないと言われ,わざわざ車用の新品タオルを貸してくださり,洗面所も使わせてもらいました.「旅は道連れ,世は情け」と言いますが,お店の方の親切心がとても心にしみました.また桜島を訪れる機会があった時には,自転車ではなく軽自動車をお借りしたいと思います.ただ,自転車で一周するのに4時間かかると言われたものの,2時間30分程度で戻れたことは,少し誇らしく思います.

 高速バスに乗る前には,かき氷の白熊発祥として有名な「むじゃき」というお店で,レギュラーサイズの白熊をいただきました.カップルが座っている座席に囲まれて,かつ火山灰を被った頭のまま,独りで食べる白熊は,少し周りからの疎外感があったものの,練乳の甘みとそれに合ったトッピングのおかげでおいしくいただくことができました.

 限られた時間ながらも,鹿児島を楽しむことができたと思います.ただ,楽しむことができたのは,学会発表ができるように準備することができたおかげだと考えています.なので,今後も成果を出すことができるように頑張っていきたいと思います.
季節の変わり目なので,体調を崩しやすい時期です.最後まで読んでくださった方のご健康をお祈りします.また,皆様とブログ越しにはなりますが,お会いできることを楽しみにしています.それでは!

令和4年度 修士論文発表を終えました.

山口
 皆さん,こんにちは!M2の山口です.遅ればせながら,明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願いいたします!

 皆さんもこの時期になると思い出すのではないでしょうか.そうです!今年も,2月14日に修士論文発表会が行われました.2年前の卒業論文発表会は,コロナウイルス真只中だったので,遠隔で行われましたが,今年は2年ぶりに対面での発表が実施されました.

 これまでの,私の大学院生活でのゼミや授業のほとんどは,遠隔で行われてきました.そんな中,大一番の発表が対面で行われることを知り,楽しみな反面,緊張していました.しかし,今年1月になってから,論文の概要,本文の提出と多くの期限が迫ってくると同時に,楽しみな気持ちは一切無くなり,緊張の日々が続きました.緊張を払拭するためにも,資料の準備や発表練習を重ね,本番に挑みました!

 いざ,発表が始まると,私の緊張がPCにも伝播したのでしょうか,スクリーンにPC画面が映らなくなりました.スクリーンが真っ暗になったと同時に,私の頭の中は真っ白になってしまいました.慌てて同期の葉石くんからPCを拝借してバックアップとして用意していた資料を用いて発表させて頂きましたが,その後はあまり覚えていません...

 発表を終えて,こういった場でやらかしがちな私は,「どうしていつも普通のことができないのだろう」と嘆きましたが,それと同時に,そんな私が修士論文発表の場に立つことができたことへの感謝の気持ちが湧いてきました.普通のことが普通にできない,やらかしがちな私は数多くの失敗をしてきました.渕脇先生には多くのご迷惑をお掛けしたと思いますが,3年間ご指導頂き,誠にありがとうございます.また,今回PCを貸してくれた,同期の葉石くんをはじめ研究室の先輩,後輩の支えがあったからこそ,ここまで来ることができました.本当に感謝しています.

 渕脇先生をはじめ多くの方のもとで学んだこと,失敗したことを活かして,社会で頑張っていきます!

葉石
 皆さん,お久しぶりです.M2葉石です.最近は,シェアハウスのはずが,自分の部屋に滞在していた留学生が全員,帰国したために日本人の自分独りだけになり,少し寂しくなってしまいました.真夜中に薬缶の中のお湯がたぎる音,床に調理後のフライパンが置かれていたこと,今では懐かしく思います.

 さて,話は変わりますが,2月14日に,大学院博士前期課程の集大成である学位論文公聴会が行われました.私は,当日の昼過ぎ14時から発表を行いました.私の研究内容は,蝶の羽ばたきにより生成された渦輪ならびに非定常流体力をより簡単に予測することです.修士論文では,その一部である渦輪の予測について発表をしました.ギリギリまで発表練習および資料の修正を行ったことで,当日は無事に発表を終えることができました.

 学部4年生から現在の修士2年生に至るまで,私は非常に先入観や固定概念が強く,なかなか研究が進まず,渕脇先生や研究室の先輩や後輩には,多大な迷惑をかけてきました.それでも,渕脇先生のご教鞭や先輩である小林さん,後輩たち,さらには同期である山口君のサポートがあったからこそ,ここまでやってこられたと思っています.これから,私は,博士後期課程に進学し,研究を進めていくための努力がさらに必要となります.まだまだ未熟ですが,企業に就職して,今後頑張っていく山口君に負けないよう,精進していこうと思います.

年末のご挨拶

皆様,こんにちは.小林です.
もう2022年もあと少しとなりましたが,いかがお過ごしでしょうか.

 実は渕脇研究室では,先日まで,研究室史に残りそうなほど,病が流行し,とんでもないことになっていました.聞くと,他の研究室でも同様のパンデミックが発生していたそうです.昨今の第8波の報道は,かなり信憑性が高いようです.皆様,くれぐれもお気を付けください.また,自分を含め多くの学生が,今回初めて例のウイルスに感染したのですが,あれはただの風邪とは一味も二味も違っていました.具体的には,熱はインフルエンザ並みかそれ以上,咳は止まらず,常に換気で窓を2つ(inletとoutlet)確保しなければならなかったため,かなりしんどい仕様となっています.それに加え,後遺症として,ほぼ鼻が利かなくなってしまいました.重ね重ねになりますが,皆様,くれぐれもお気を付けください.大切なことなので2度,言いました.笑

 本来もう少し早い段階で,卒論および修論のまとめに向けた中間報告および1年を締めくくる大掃除が行われるはずでしたが,上記の事態のため,例年通りとはいかず,今年は中間報告を年明けにし,大掃除は本日30日に,有志で行いました.大掃除の方は,若干の簡易版となりましたが,参加者が少なかったにもかかわらず,部屋によってはほぼ例年通りの掃除を行うことができましたので,御の字かなと思います.

 個人的には,今年は5月あたりから怒涛でした.特に,9月からは本当に一瞬でした.来年は,今年よりもがむしゃらに,かつスムーズに動いていきたいと思います.今年も,渕脇研究室をサポートしていただき,ありがとうございました.来年もよろしくお願いいたします.それでは.


Pressure drop mechanisms in a cooling system enclosure が,Journal of Fluid Science and Technology に採択されました.

社会人ドクターの川野貴史さんの論文である,”Pressure drop mechanisms in a cooling system enclosure” が,Journal of Fluid Science and Technology に採択されました.

上記,論文タイトルを押下でジャンプします.ぜひ,チェックをお願いいたします.