2015年度 第16回 九州地区流体工学研究会トークイン

今回トークインに関する執筆を行う,M2弥永です.最後まで読んでいただけると嬉しく思います.

2015年9月4日,5日に九重で行われた九州地区流体工学研究会トークインに参加してきました.トークインは,九州の流体の研究室が集まって日頃の成果の報告と,それに関する議論を行うという楽しい会です.学生にとっては,他の研究室がどのような研究を行っているかを知るいい機会になるとともに,他研究室の学生,先生と話ができる貴重な時間だと思います.
まず,最初の発表は昨年同様,株式会社酉島ポンプの前田英昭さんの火力発電所向けポンプと新技術に関する発表でした.酉島ポンプは僕の地元である大阪府高槻市に本社があり,僕自身にはなじみ深い会社のはずなのですが,大きい会社であるにも関わらず僕は知りませんでした.もう少し世間に目を向けようと思います.今回,渕脇研究室からは,国本,高橋,森,弥永,ラフマンが参加し,ラフマンが発表をしてくれました.“壁面を有する弾性運動翼後流に発達する渦列”という小難しい題名にもかかわらず,明確かつ簡潔な素晴らしい結論とともに,とても立派な発表をしてくれたと思います.よくできました.また,他の発表の議論にも積極的に参加していたので,みんないい勉強になり,いい刺激も受けたのではないかと思います.個人的には,九州大学 渡邉・津田研究室の兵頭弘真さんの発表でした.気になった理由は,自分が気泡の研究をしているからという単純な理由ですが,自分の知らなかった量子MD法や古典MD法,DSMC法など様々な手法が紹介されており,自分ももっと勉強しなければといい刺激をもらうことができました.また,小型クアッドロータやウォータージェットといった,今まで自分が聞いたことのない研究発表も多く,いろいろな知識及び最新の研究内容を学ぶことができたと思います.
研究会の後は,いつもより豪華な晩御飯があり,その後,懇親会がありました.最近では,こういった交流の場が減っていると他大学の先生方は口々におっしゃられます.そういう環境の中でこの懇親会に参加できたのはとてもありがたいことなのだと感じました.懇親会では他大学の先生方や生徒の方たちとみんなで親交を深めることができ,非常に充実した時間を過ごせたと思います.先生方からも貴重なお話を聞けたので,今後の研究に参考にしていきたいと思います. また,個人的な話ですが僕はビールが嫌いです.特に,後味の苦みがつらいです.こういう懇親会ではビールが大量に用意されていることが多く,僕にとってはあまり飲み物がありません.まあ,それでもいつも1, 2杯は飲みます.今回もいつもと同様に,少しだけ飲んでいる(飲んでるふり)と,あるビールがおいしいということに気づきました.金麦75%オフ(グリーンのラベル)です.奇跡が起きました.ビールぐいぐいいけます.あきらめなくてよかったです.やれば結果は付いてくる.当然ですね.これが本当の収穫で・・・はありませんが,大きな収穫でした.
宿泊施設兼会場の九州地区国立大学九重研究所には温泉施設もあり,とても素晴らしい施設でした.運営の方々の段取りも非常によく,何不自由なく過ごせました.このトークインという会の運営に携わってくれた方々に感謝の意を表して終わりにしたいと思います.ありがとうございました.