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近藤 亜寿香(Asuka Kondo)

申し訳ありません、このコンテンツはただ今 English のみです。

2024年度 トークインが開催されました!

 皆さんお疲れ様です.最近食卓に卵を導入し,動物性タンパク質をかみしめているM1の弘中です.

2024年9月6日から7日にかけて,大分県の九重にて,第22回九州地区流体工学研究会トークインが開催されました.企業の方のご講演に加え,各大学からの発表,飲み会を通して情報交換を行うような会になります.今年は渕脇先生主催ということもあり,渕脇研メンバー全員が準備に追われていましたが,去年の経験もあって,トークイン中の運営は比較的スムーズに行えたように思います.

一日目最初はイーグル工業株式会社より,王岩さんの表面テクスチャリング技術によるメカニカルシールに関する発表がありました.デモ機の展示もあったため,実際にさわらせていただいたのですが,たった数ミクロンの溝の違いでここまで回し易さが違うのかと驚きました.また,渕脇研究室から,我らがドクター葉石さんの発表がありました.結論に対する丁寧な説明,堂々とした発表,英語の質問に対する受け答えなど,見習うべき点がたくさんありました.なお,あまりの発表の素晴らしさに,発表中の誰も写真を撮り忘れるという事態が発生したため,トークイン準備中の葉石さんの写真を載せておきます.ごめんなさい.そして一日目最後は懇親会です.さまざまな大学の先生方,学生が居る中で,特に印象に残ったのは,長崎大のケニアからきたドクターとの話です.その方は発表の中で,特にApplicationを重要視しているのだと話してくれました.Applicationとは,その研究が何に応用できるのかということだそうで,その部分がしっかりしていると良い発表だと感じるそうです.このように,飲み会ではいろんな方の考え方を聞くことができたので,研究に対する良い刺激になりました.

飲み会の様子

発表の様子?(左:葉石さん 右:弘中)

2日目は,午前中に学生発表の後半戦がありました.私自身の発表も2日目にさせていただいたのですが,自分自身の実力不足をひしひしと感じました.今回の反省点を次回に活かせるよう,これからの研究も頑張ります.

最後になりますが,参加してくださった,たくさんの大学および企業の方のおかげもあり,今回のトークインも素晴らしい会になりました.ありがとうございました.

タイのキングモンクット大学から2人の留学生が,渕脇研に来てくれました.

皆様お疲れ様です.M1弘中です.

5月から6月末にかけて,タイのキングモンクット大学から,FolkとEarth 2人の留学生が,渕脇研究室に来てくれました.

 留学生たちは,パナート研に行く人も含めた3人で来日しました.ウェルカムボードのおかげですぐに見つけることができてよかったです.3人ともヘッドフォンやイヤフォンをしていたので,音楽が好きなのか聞いてみると,3人とタイにいる人を含めてバンドをしているとのことでした.実際に曲を聴かせてもらうと,すごく本格的で,楽器を演奏する3人の姿がかっこよかったです.

 特に印象に残っている出来事は,FolkとEarthと一緒にご飯に行く途中,八木山バイパスの近くを通った時に,「Do you like Pachinko ?」と聞かれたことでしょうか.2人とも日本の漫画やアニメが大好きだそうで,そこから得た知識であるパチンコや暴走族にすごく興味津々でした.2ヶ月間彼らと話した中で,一番盛り上がった話題かもしれません.

空港でのお出迎え(左からMick(パナート研), Earth, Folk)

 また,研究に対しても,熱心に取り組んでいました.翼まわりの流体の解析を行っており,分からないことにも,積極的に質問をしていました.最後のゼミ発表でも,夜遅くまで準備に追われながらも,良い発表に仕上げていました.お疲れ様でした!

ゼミで発表するFolk(上)とEarth(下)

 そして,私事ではありますが,このチューターという経験を通して,英語に対する抵抗が少なくなったように思います.自分が伝えたいことが正しく伝わるように考え、身振り手振りを使って伝えること,相手が何を伝えたいのかを考え,時には聞き返して,話を聞く努力をすること,他にもたくさんの良い経験をすることができました.

最後になりますが,約2ヶ月間,本当にお疲れ様でした!タイでのさらなる活躍を応援しています!

It’s been just 2 months, but thank you for everything ! See you later !

江口 魁人(Kaito Eguchi)

菅田 侑希(Yuki Sugata)

遅くなりました,新4年生自己紹介・中島渉吾

 皆様,初めまして.今年度渕脇研究室に配属されることになりましたB4の中島です.
初めてのブログですので,自己紹介をさせていただきます.生まれも育ちも鹿児島と言いたいところですが,少年期に大阪を経験している22歳の男の子です.好きなことは体を動かすことですが,大学生になったころからだらけてしまい,今ではお腹にお肉がたまっている状態です.最近では危機を感じて,先輩方とランニングなどで体を燃焼させています.

 急ですがなぜ,渕脇研究室を選んだか説明させていただきます.
まずは,流体に興味を持ったからです.僕は本校に在籍する前に鹿児島高専で,五年間工業系の勉強をしていました.五年目には,卒業研究という科目がありました.そこで僕は,流体工学に関係した水中内の翼の様子について,研究しました.その中で,「なぜ,翼の後方に渦などの変化が生まれるのか」などの疑問などを経験していくうちに,流体工学に興味を持ち,当時担当教員だった先生に,「もっと流体工学について学べることができないか」と相談したところ,渕脇研究室を勧めいただきました.
 次に,世界初の蝶々型飛行ロボットの開発を行っていることを知ったからです.渕脇研究室を勧められた後,僕なりにどのような活動をしているのか調べたところ,「世界初の蝶々型ロボット」の記事が目に留まりました.この記事を見た最初は,只々「すげえ,ドラえもんの世界やん」と思いました.飛ぶことができる小型ロボットでさえ大変なのに蝶々の動きを研究して,それロボットとして形にすることにとても驚きました.当時20歳だった僕は,初めて研究に関しての記事を見て,それと同時に興味を持ちました.以上のことから,僕は渕脇研究室を選ばせていただきました.

 現在私は,高専時代では経験しなかったレーザー変位計や画像計測などを使用して研究進めています.高専時代では,工学系を専攻していたこともあり,輝度値という光学的な観点から計測を行う画像計測は,未知の計測であり,挑戦して失敗を繰り返す毎日です.高専時代の研究がいかにお遊びだったか痛感いたしました.これからは,日々新しいことの連続ですが,先生や先輩方に相談しながら,自分の力として日々成長できるように励んでいます.

 研究はもちろん大事ですが,留学生や海外の方との交流も増えていくと思います.そういう方々とより良くコミュニケーションとれるようになれば,僕の知見や考え方が広がり,人間的に成長できるきっかけになるので,積極的に交流を深めていきたいと思います.その為には,やはり会話ができないといけません.しかし,僕は英語が苦手です.勉学で一番嫌いです.このままではだめだと思っているので,これを機に克服出来るようにチャレンジしてきたいと思います.また渕脇研究室に入ったからには,ここでしか経験できない貴重な日々を通して,先輩方のような立派な人間になれるように頑張っていきます.








数理モデルによる新型コロナウィルスの東京の第4波についての一考察(研究協力者:槙 孝一郎 氏)

研究室の研究協力者である,槙 孝一郎 さんが,数理モデルによる新型コロナウィルスの東京の第4波についての一考察を述べていますので,共有させて頂きます.

 首都東京の感染者数累計は2020年4月中旬から一定の倍率で伸びている。図1は,東京都の感染者数であるが,対数軸での直線の傾きは0.011で、それは月に1.4倍の増加になる。もし、この傾向が2021年4月から2か月間続くならば、3月末日で12万人の累計が6月初めには2倍の24万人になると推定される。1年前の感染者と最近の感染者は全く異なるのに増加傾向が一定であることは、東京都民は1年間、同じ生活様式を守り続けていることを意味する。



 この間に、第2、第3の波があったが、この増加傾向に影響は少ない。小さな揺れは、あたかも大きな野火の延焼中に燃えやすい枯草の山を巻き込んだように見える。東京都の厳しい自粛生活一偏の中でも、一定の割合で感染率の高い揺らぎ(枯草集団)があれば、各種キャンペーンや年末休暇中の行動とは関係なしに、それが燃えただけといえる。もちろん延焼最前線での行動変化は傾きに大きな影響を与えるはずである。

 
 今後、本当のコロナ抑制の期待は、2021年3月から続く図の直線の傾きが0.011以下で維持されることである。しかし、図2に示す全国都道府県の感染者数累計を見るとその期待は薄れる。東京都 、大阪府 、・・・・、 沖縄県の上位9県はそれぞれの第1波発生後、東京と同じ傾きで増
加している。たとえ感染者数の少ない県であっても、累計数の平らな時期を経て、枯草に火が付いたように感染者急増があり、結局、東京都と同じ増加傾向がうかがえる。したがって、東京都の累計者数グラフが4月以降に平らになったとしても、その後急激な感染拡大が発生し、この指数関数的増加傾向は続く可能性がある。



 感染のSIR数理モデルでは未感染者数S=(回復率γ)/(感染率β)になったときが増加のピークなので、γ=0.1(人/日)として指数をβーγ=0.011とみなせば、感染者累計が全体の10%になるまで傾斜は緩まない。

また,感染拡大への飲食店の影響を数理モデルで考えてみました。

 新規感染者が指数関数的に増大することを感染拡大といいますが、これは、毎日、感染者数に比例して感染が鼠算で伝搬するからです。この比例係数が数理モデルでは感染率(実際は、感染率ー回復率)です。飲食店で様々な感染対策を施していますが、ほとんどが感染率を下げることに対応します。感染率が下がるだけでは、鼠算になる数理モデルのままです。感染率が回復率より下がれば収束しますが、実際に感染が起こっている飲食店の感染率が問題なので、全体の平均感染率が下がっても効果は期待できません。そもそも感染拡大は感染者数の急増ですから、その感染を起こさせ、場所も同じ数だけ急増しているはずです。飲食店以外もこの感染場所拡大に油を注いでいす。そうなると対策は、この増加する連鎖を切ることであり、すべての場所の感染率を下げることはではないはずです。

 逆に感染対策をしていない飲食店の影響を考えてみると、毎日入店者総数以下の感染者を出すだけで、指数関数的増加にはなりえません。感染者が新しい飲食店へ次から次へと入っていくことが感染拡大の原因です。この原因を抑えずに飲食店の時間短縮をしても効果は数理モデル的に期待できません。感染者の「感染確率のある場所へ」の往来を止めるべきです。「感染確率のあるところ」となるとスーパー、病院など例外を作らずに人が集まるところすべてです。感染者だけのロックダウンです。

 この感染者の入店を防ぐには、どうすべきでしょうか。感染者は感染を受けた時と広げる時と2回感染確率のある場所を訪れています。しかも2回目は発症中です。もし、発症が感染4日後で、回復が10日後だとすると、一度どこか感染確率のあるところに入店したら、すべて感染者とみなして4日後から10日までは他の店も含め入店しないことです。これは感染の可能性のある人を仮想感染者としてしまうことに相当します。PCR検査して陰性であれば、リセットです。このような対策で、発症前4日間の人々の入店により飲食店は通常営業が可能です。「もし感染が判明したら徹底的に追跡調査される」条件が入店時に必要かも。

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槙さんは,数理モデルの専門家ですが,このような感染状況も数理モデルで説明できるのに驚きました.
読めば読むほど,納得できますし,とても分かり易い説明かと思います.
とても興味深い考察です.

令和2年度 卒業式

皆様こんにちは.時の流れは早いものですね.あっという間に修士2年になろうとしており,驚きを隠せません.今後も時が過ぎていくことに震えております,小林です.

 先日,修士2年生および学部4年生の卒業式が行われました.といっても,例年通りとはいかず,限られた空間および時間で,学位記の授与が行われました.研究室といたしましても,いつもの賑やかなセレモニーを今年度も行うことは,難しかったため,少しの時間ではありましたが,これまでの感謝を伝える場を作らせて頂きました.(感染症対策には可能な限り気を配ったセッティングとしました!)



 話は少し変わるのですが,自分がB4になった最初の頃,自分と平尾さんは,殆ど面識がありませんでした.しかし,配属されてすぐに声をかけて下さるようになり,非常に話しやすく,気さくな先輩であるということを知りました.それからは,自分たちが5月の院試に落ちて7月の一般試験まで勉強をしていた時や,卒論や学会発表で行き詰ったりした時には,自分の時間をそっちのけで手伝っていただきました.自分たちの発表の為に,夜遅くまで発表練習を見てくださったり,資料の確認をしていただいたり…と,数えきれないほど,様々な場面で助けていただきました.また,研究のみならず,ご飯に連れて行っていただいたり,飲み会を開いてくださったりと,研究室の雰囲気を明るく保ってくださる先輩でした.今後,平尾さんにしていただいたことを,今度は自分が後輩たちに行えるように,生活を送っていきたいと思います.



 平尾さんから,大きなお酒を頂きましたので,次回,長陽山荘へ赴く際は,平尾さんだと思って連れていきます(笑)

 学部生の3名も,この1年間,お疲れ様でした.コロナウイルスの影響で,いつものイベントが殆ど皆無になってしまったのがとても残念です.来年度は少しずつイベントを行えることを祈りつつ,一緒に研究を頑張っていきましょう!

 最後になりますが,平尾さん,3年間,お疲れ様でした.そして,2年間,大変お世話になりました.いつも自分たち後輩のことを気にかけて下さり,本当にありがとうございました.これからのご活躍を,研究室学生一同,心より応援しております.今年度は殆ど飲みに行けなかったのが悔やまれますが,落ち着いたら,また飲みに行きましょう!長陽山荘でもお待ちしております!(笑)

KMUTNBに向けて,バーチャルラボツアーを行いました!

皆様,こんにちは.ランニングの継続から早2ヶ月経とうとしておりますが,5キロを22分で走ることができるようになりました.20分切りも視野に入っております,M1の小林です. 

1月28日に,キングモンクット工科大学 北バンコク校の3年生に対して,渕脇研究室のバーチャルラボツアーを行いました.前半は渕脇先生による流体力学や本研究室の歩んできた軌跡,後半に自分たち学生によるラボツアーという流れで行いました.本来であれば,実際にタイに赴いて紹介ができたようなのですが,コロナウイルスの影響もあり,オンラインの「バーチャル式」となりました.早く自由に動くことのできる世の中になってほしいものです.

 キングモンクット工科大学 北バンコク校は,本校と長年交流があり,自分たちがB4の頃,タイに10日間研修に行った際,お世話になった大学です.キングモンクット工科大学側の先生は,まさに自分たちがタイに行った際,身の回りの案内をしてくださった先生でした.まさかまたお会いできると思っていなかったので,うれしかったです.

渕脇先生の研究室紹介の中に,卒業していったタイの留学生たちからのビデオレターがありました.懐かしい顔ぶれがそろっていて,また彼らに会いたくなりました.今は留学生が中国からの学生のみですが,また国際色豊かな研究室になるといいな,とひそかに考えております.

ラボツアーでは,院部屋,実験室,計算機室をそれぞれ紹介しました.途中,アクシデントは起こりましたが,何とか収めることができたように思います.写真は計算機室を紹介している自分です.院部屋,実験室の写真はありませんが,同様にして紹介を行いました.



紹介の中では,現在在籍している留学生にインタビューし,今現在行っている研究についてや,自分にとっての研究の面白い点,留学生から見た本研究室の雰囲気などを伝えてもらいました.キングモンクット工科大学の学生が少しでも,本学および本研究室に興味を持ってもらえると大変うれしいです!また,インタビューの打ち合わせをする過程で,在籍している留学生と少し打ち解けることができたように思います.今回の経験は,自分にとって内側にも外側にも,とてもプラスになったと実感しています.また,自由に動くことのできる世の中になった暁には,真っ先にタイに赴きタイ!と強く願っております.笑

一刻も早いコロナウイルスの収束を願って,結びとさせて頂きます.それでは!

New exchange students

 皆さん,初めまして!節約のために自炊を始めたものの色々な料理にトライしようと、材料や調理器具を新たに購入して逆に出費が多くなっていることに最近気づき始めたB4の葉石です。

 2020年はコロナ禍の影響で何かと行動が制限されてしまう1年でした。感染予防のために学会はほとんどオンライン開催となってしまい、僕らの研究室で頻繁に行なっていた飲み会もオンラインで行われました。
2021年は少しでも良い方向に向かうことを祈るばかりです。

 報告が遅れましたが、そんなコロナ禍においても2名の留学生、張さんとFengさんが12月頭に来日し僕たちの研究室に加わりました!下の写真は、福岡空港に彼らを迎えに行った際に撮影したものです。正直2人に会うまではどんな人なのだろうかと少し不安でしたが、いざ会ってみると2人とも友好的ですぐに打ち解けることができました。


左:張さん,真ん中:葉石,右:Fengさん

 彼らを福岡空港でお出迎えした後、大学へと戻る際に彼らとなぜ日本に来たのか、2週間の隔離期間中は何をして過ごしていたのか等、色々なことを話しました。その中で、最も印象に残っているのは、彼らが受ける試験について何度も質問してきたことです。
コロナ禍で移動するにも注意が必要な中、自身の学びたいことのためあるいは挑戦するために国をまたいでまで来る人たちはやはり意欲がすごいと強く感じました。以前、海外に1ヶ月だけ留学したことがあるのですが、その時の自分は英語を少しでも話せるようになろうと意気込んではいたものの、どこか観光気分で過ごしていました。その時の自分と比べるとすごくやる気に満ち溢れていて、自分も頑張らないといけないなと気が引き締まりました。

 2人の歓迎会を本来であれば行うはずなのですが、現在の状況ではかなり厳しいです。なので、コロナが収まってきて彼らの試験が終わりしだい、歓迎会ができればなと思います。

 この頃は一気に寒くなってきたので、皆さん体調にはお気を付けください。それでは!