2019年度 部門会 in豊橋

平尾編
皆さんこんにちは最近服がダサいといろんな人から言われます.オシャレになるのが夢ですが,4000円の服と飲み放題があると飲み放題を選んでしまいます.M1の平尾です.

この度愛知県豊橋市で行われた流体工学部門会および勉強会に参加してきました!今回の学会は僕にとって今年3回目の学会であり,これまでの学会の集大成でもありました.

今回の発表において,僕の中ではこれまでと違う点がありました.それは結言の漫画絵が完成していたことです.実際に今回漫画絵があることで誰もが理解し,質問してくれることを身に染みて実感しました.質問が多すぎて一人にかける時間が長くなってしまったこともありましたが,これまでの学会で最も充実した議論とすることができました.学会前は何度絵を書いてもうまくいかず,諦めたくなる時もありましたが,渕脇先生に何度も何度もアドバイスをもらい書き上げることができました.発表中にも他大学の先生方から「この絵は分かりやすいね」と何度もほめていただき,描いて良かったと心から思いました.下手な絵を何度も持っていくにも関わらず,諦めずに最後までアドバイスをくれた渕脇先生ありがとうございました.

さて,学会といえば,もう一つの楽しみはもちろん飲み会です.毎日渕脇先生や他大学の先生に飲み会に連れて行ってもらいました.特に1日目は,僕と刀根さん以外は先生の方達であったので,初めは発表並みに緊張しました.(笑)しかし,飲み会は発表と違い「お酒」という最大の武器があることからすぐに先生方とも話せるようになりました.勉強会でハイレベルな議論をしていた先生方も飲み会では普通の酔っぱらったおじさん,お兄さんになり,そのギャップが非常に楽しく,憧れる,そんな飲み会でした.(笑)

今回この様な大人の飲み会に参加できたことで,先生方は実際に発表も聞きに来てくださり,よくしてくれました.これまで学会は研究意見の交換場と考えていましたが,こういった同じ研究者の人とのつながりを作ってくれる大事な場だと学ぶことができました.

また,飲み会の際には先生方のお話をたくさん聞くことができました.その中でも大分高専の先生が,「学生の中に言われたことしかしない,何度言っても同じことを繰り返し,自分自身でフィードバックしないそういった学生をどう成長させたら良いか」という質問を他の先生にしており,非常に頭を悩ませていました.その際にもちろん「自分だ」と実感しました.(笑)こんなに先生方はどうしようもない学生のために頭を悩ませているのかと考えると.渕脇先生に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました.この様に日ごろ知ることのできない先生方の考えを聞けたことは貴重な経験となりました.
毎日おいしいお酒と食べ物,さらには他大学の先生方とのつながりを持たせていただき渕脇先生,ありがとうございました.ご馳走様でした!

最後に自信をもって発表している写真でお別れします.さようなら!

——————————————————————————-

刀根編
皆さんこんにちは.最近,運動不足のせいで腰痛になり始めたM1の刀根です.

先日,豊橋駅直結のホテルアソシアで開催された日本機械学会流体工学部門講演会に,同じM1の平尾くんと参加させていただきました.学会は11月7,8日の2日間で開催されたので,その前の日から豊橋入りしました.

学会前日,豊橋についてすぐ,せん断流の分科会に参加させていただきました.基本学生は参加しないと渕脇先生に伺っていたので,どういうものか全くわからず,参加するのは少し不安でした.実際に参加してみると,私の想像以上に議論が活発に行われて驚きました.学生の私はまだ知識が全然ないためその議論についていくことはできませんでした.まだまだ勉強しないといけないなと痛感しました.

 部門会は先日の年次大会と同じでポスター発表でした.前回の学会でどのような雰囲気かは大体予想していたのですが,初日の午後の優秀講演のセッションはとても緊張しました.
午前中は気を抜くと心臓が耐えられそうになかったので,気を紛らわすためにいろんな人の発表を聞いて回りました.午後になり,私の発表の時間になると,先生・学生問わずたくさんの方が話を聞きに来てくださいました.しかし,話を聞きに来てくれた先生方の中には審査員の方もいるため,片時も気を抜くことはできませんでした.私のポスターは端にあり右隣はいませんでした.しかし,ふとした時に聞こえてくる左隣の学生が,相手と対話してこまめに相手の反応を伺いながら進めていくようにポスターの説明をしていました.それを聞いて,私も相手を巻き込むように説明しないと,と思い工夫したのですが,付け焼刃では全くうまくいかず今まで通りの方法で説明してしまいました.ただ発表練習をするのではなく,人に聞いてもらいながら練習することが大事であると強く思いました.

午後の発表の部が終わると表彰式がありました.私は先に述べたように隣の人の発表がすごいと感じた上に,緊張によって先生方からの質問にきちんと答えられていたかわからなかったので,手ごたえはあまりありませんでした.優秀講演賞の受賞者は前のスクリーンに名前が投影されます.まず2人の名前が投影されました.私はこの時,何人受賞できるか知らなかったので,2人しか受賞でないと思い込み,自分は受賞できなかったと肩を落としました.隣の発表もうまかったし当然か,と思ったとき,スライドが切り替わり私の名前が出て非常に驚きました.ポスターの説明はあまり上手ではなかったけど,内容は相手にきちんと伝わっていたんだと感じることができてとてもうれしかったです.今回賞が取れたのは,日頃から指導をしてくださった渕脇先生をはじめ,アドバイスをしてくれたり発表練習を聞いてくれたりした研究室メンバーのおかげです.ありがとうございます!

 表彰式ではあまり実感がわかなかったのですが,表彰式後の懇親会でいろんな先生方に「おめでとう」という言葉をいただくことで,本当に受賞したんだと実感することができました.懇親会後は先生方から2次会に誘っていただきました.2次会では,ポスター発表の時に鋭い質問をしてきた先生方と何気ない会話をするという,お酒の席でないとなかなかできない経験をすることができました.

 学会前は原稿作成やポスター作成,発表練習などの準備が大変でしたが,自分のしている研究がこのように評価されると,頑張ってよかったと感じます.今後も驕らずにもっと流体のことを勉強しつつ,研究を進めていきたいと思います.