8th International Joint Symposium on Applied Engineering and Sciences (SAES 2020)に参加しました

新年,あけましておめでとうございます.最近,体を動かすことにハマり,ランニングをするようになった小林です.

12月16日に,表題にありますような,九州工業大学と,マレーシアのプトラ大学が共催のシンポジウムに参加いたしました.シンポジウム自体はオンライン開催でしたが,12日から1週間開催されており,参加者はとても多かったです.自分は口頭発表部門とポスター発表部門のうち,口頭発表の部門にて,参加をしました.自分は今までに2度,国内の学会にて研究発表をさせていただきましたが,今回のような,様々な国籍の方の中に混じって発表するのは初めてでした.発表は九州工業大学の学生とプトラ大学の学生の他に,長崎大学など,異なる大学からの発表もありました.研究内容も様々でしたが,他の方の内容を拝聴する限りでは,自分たち機械工学系の発表は少なかったように思います.

 このシンポジウムに参加するにあたって,最も苦労した点といたしましては,「どうすれば全く内容を知らない人にも理解してもらえるか」ということです.10月にこのシンポジウムのお話を先生に頂いた時点で,先生より「最も重要なことは,英語ということも含め,きちんと理解をしてもらえるかどうか」というアドバイスを頂いておりましたが,いざ考えてみると,どうすれば多くの人に理解してもらえるのか,さっぱり分かりませんでした.アブストラクトも,普段書く枚数よりも圧倒的に少なく,少しの情報量でまとめ切る必要がありました.

発表時間も10分と短く,研究背景と要点を伝えるので時間一杯でした.発表自体は,練習の甲斐が多少,あったのか,スムーズに行うことができたのですが,マレーシア大学の座長の方からの質問に対して,まともに答えることができませんでした.後から先生に質問内容を教えて頂き,英語の意味を取り違えてしまい,全く見当違いな回答をしてしまっていたことに気づきました.前回の部門講演会の反省から, 質問資料は準備していたつもりでしたが,それでも不足だったことから,もっともっと,準備をしなくてはならなかったと改めて実感しました.

今後,こういった国際学会のみならず,英語で発表し,英語で意見交換をする機会というのは増加していくと考えます.そのなかで,今回こういった機会を頂き,かつ大きな失敗を味わうことができたのは,自分にとって収穫だったのではないかと思います.英語に触れる機会を増やさなければ,十分な発表をすることは難しいため,日ごろから英語に触れる機会を増やしていこうと思います.