課題解決Expo in 小倉

 皆々様,ご無沙汰しております.3か月ほど前に,ソフトボールの練習で準備運動もせずに張り切りすぎて,太もも裏の筋肉とバイバイしていました,M2葉石です.運動前の準備運動は大事ですね.

 さて,本題に入りますが,先日,小倉駅北口から徒歩10分程度の場所にある,西日本総合展示場にて,「課題解決Expo2022」というイベントが開催されました.どのようなものかと言いますと,公式サイトの記載を引用すると,「地域産業・企業の事業課題とソリューションをリアル+オンラインの手法でマッチングする総合的な課題解決フェア」とあります.つまりは,製品に関する問題を解決したい方々と最新の技術を提案する人たちとのマッチングイベントといったものになります.そのようなイベントに今回,渕脇研究室の代表として,自身の説明の練習も兼ねて参加させていただきました.私たちが,ブースに展示した内容は,目に見えない微細な傷の欠陥を可視化する画像計測のアルゴリズムでした.

 ブースの位置が,会場のかなり端の方だったので,展示会が始まる前まで,「こんな所にお客さんは来るのだろうか.」と少し不安に感じていました.また,大学の講義の都合上,展示会の初日以外は自分一人で展示内容の説明を行わなければならないことにも不安を感じていました.

 展示会開催の時間になると次第に,往来の人の数が増え始め,会場が賑やかになっていきました.開始から1~2時間もすると,足を止めてブースに展示しているポスターの方に目をやる人がちらほら出てきました.足を止めて見ているということは,自分たちが展示している内容に興味があるに違いないと考え,すかさず声をかけて実演を交えながら説明を行いました.初めは,緊張していたために,説明がしどろもどろになっていましたが,お客さんが興味を持って,自分の説明に耳を傾けてくださっていたので,臆さずに説明を行いました.すると,次第に緊張も解けていき,すらすらと説明することができるようになっていきました.

 また,職種に関係なく興味を持って,展示内容をもっと知りたいとおっしゃられる方々が多くいらっしゃいました.そのような方々と,お話をする中で,企業の生産の場で課題となっていることや,求められている結果や技術についてなど,実際に働いている方々の現状を知ることができました.また,自分たちの行った研究が,そういった方々の問題解決につながる可能性が大いにあることも知ることができ,研究で新しい結果を出すことや技術を生み出すことが,社会貢献につながることを強く実感しました.今後の研究の方針についてのヒントになるような話もしていただくこともあり,すごく刺激になりました.

 この三日間で,かなりの方々が来訪してくださいました.展示会開催前まで抱いていた不安は,全く当たらず,むしろ今後の研究の意欲が湧くようなとても良い機会となりました.コロナの影響で,今日まで今回のようなイベントが全くありませんでしたが,感染症対策を徹底して,今後は徐々に増えていけばよいなと考えています.

 最後にはなりましたが,今回のイベント参加にあたって,遠方にも関わらず荷物と自分の送迎,加えて会場準備および撤収を手伝ってくださった九工大の事務の方々に,この場をお借りして感謝申し上げます.ありがとうございました.今後も,今回のようなイベントに参加することができるように研究に励みます.
最近は,かなり蒸し暑くなってきたので,皆さん熱中症に気を付けてくださいね.それでは,皆さんまたお会いしましょう.さようなら!