モンクット王工科大学北バンコク校(TGGS) と 3 回目のミニシンポジウムを開催しました!

 先日,毎年恒例のTGGSとのミニシンポジウムがハイブリッドで開催され,現地で参加してきました.また,その前日および前々日にTGGSでPIV実験を行ってきました.


~学んだこと~

 最近の二本松杯やその他のイベントを通して,「準備の重要性」を再認識,再々認識しております.しかしながら,イベントの度に,その準備が完全であることはなく,何度も先生からご意見・ご指摘を頂いております.したがって,自分の中で,特に「準備」を十分に行い,できるようになる必要があると感じていました.また,今回の渡航および実験は,一人で行う必要があったため,なおさら十分に準備をしておかないとグダグダな,無駄な4日間になってしまいます.そこで,出発前に先生と,どういう実験をして,何を明らかにして,注意事項は,こういう時はどうするかなど,打ち合わせを行っていました.その結果,現地にて臨機応変に実験を行うことができ,次につながる結果が得られたと感じています.


 また,自身の英語に関して,大きな変化がありました.初日は,英語で話す際に,頭で文章を作ってから話していましたが,3日目ともなると,とっさに口から出ていて,若干ではありますが,話しながら文を組み立てられるようになっていました.とにかくアウトプットをすることが必要なのだと,改めて感じました.また,今後の課題として,単語や熟語の知識を増やそうと思いました.まだ,SVOでの簡単な文でしか話すことができず,熱量と相手の解釈で乗り切っていましたが,もう少しかっこいい表現などで話したいなと,今後の課題です.


 今回の一人タイ旅を通して,「準備」含め,これまでの研究で学んだことが集約されていたと思います.まず事前準備,そしてPIV計測,とにかく英語を話すこと,伝わる絵を使用した実験打ち合わせ,情報の整理など.今回の経験は残り数か月の修論に生かす必要があると感じました.



~観光について~

 夜は,タイのローカルな屋台街に連れて行ってもらいました.特に,タイスープとカエルの唐揚げは見た目にそぐわずおいしかったです.タイスープには,明らかに豚の耳のまんまの形をしたものがゴロゴロと入っていたり,よくわからない長め太めのストロー状の臓器が入っていたりとしましたがおいしく頂けました.☆3つを差し上げましょう.これを経て,これから無人島で遭難し,何も食料がない場面になった場合にはカエルを食べることができますし,豚を丸々一匹食べることができます.一歩たくましくなったのではないでしょうか.


 また,その食事中に雑技団のような団体が人を担ぎ,さらにその上に小さい子を担いで三段タワー状態で各テーブルを回ってきました.食べている真横から三段タワーでまじまじと見られたのは初めてで,そんな風に見るのはやめてくれと思いつつもすごい技術でした(一番上の子は嫌そうな顔をしていました).自分は、研究室内または友人内で「人を担ぐこと」で有名です.しかし,未だ一人しか担ぐことができず,上には上がいることを知らされ,大変悔しい気持ちです.次回タイに行く時までに必ず二人は担ぐことができるよう,小河君と松尾さんには手伝ってもらおうと思います.


 最後に,最も衝撃的だったのは,これらの数十分の大きな道路,小道移動をノーヘル二ケツ原付で駆け抜けたことです.交通規制が日本より緩い?らしく,たぶん問題ないよとのことでした.後ろは当然,つかむところがなく,しかしTor君に抱きつくのもなあと,太ももでシートをガチガチにホールドし,スリル満点でした.現地の人たちは,男性が前で運転し,後ろでは女性が横向きに,足を組んで優雅に座って駆け抜けております.ここでも格の違いを見せつけられました.



~愛について~

 これまで2年間行ってきたミニシンポジウムですが,TGGSにすごくきれいな方がいることも一つの楽しみでした.一年に一回拝むことができる(さながら七夕)機会です.その方と直接会うことができ,3年越しに,"I love you",と愛を伝えることができました.相手は笑っていましたが,おそらくクリーンヒットしたのではないでしょうか.話せなくても英語を話そうとすることは大事ですし,一方通行の愛でも,愛を伝えることは大切だと感じました.


 最後に,今回の旅を経て,主に強く感じたことは,「準備」の大切さと何とかして英語で伝えようとすることの大切さ,食べる前に「これは何?」と聞かないようにすることです.



実験装置の準備


現地の方々への報告&話し合い


現地での発表