2023年度 渕脇研究室の送別会を行いました

 おはようございます.鷹カフェの存在を知り浮き足立つ,新M2の岡本です.


 先月3月25日,九州工業大学情報工学府では卒業式があり,渕脇研究室では,我らが小河さん,田中さんがご卒業されました.まずは,卒業された先輩方へ言祝ぎを.小河さん,田中さん,此度はおめでとうございます.研究室では大活躍でしたお二方とも,今後は社会人として,猛威を振るわれること請け合いです.その猛勢に衰えのありませんことを,お祈り申し上げます.今までお世話になりました.


 同日夜は,お二人を送り出す送別会です.卒業生二人との最後の晩餐でしたが,その準備や進行などは,4月からD2になります葉石さんと,我々新M2の川口,岡本が担当しました.お世話になった方々へのお返しという形で,会を自分たちの手で準備させて頂けたのは,素直に嬉しかったです.今年も,のがみプレジデントホテルの「のがみ大飯店」で,まずは中華を頂きます.会を進行する中で,花束と,お気持ちばかりの品を,学生たちからお二人へ,贈呈させて頂きました.また,中華でがっつり腹を膨らませたそのあとは,駅近くの飲み屋,「のぶりん」で,二時間ほどゆっくりと飲み直し,11時前に飯塚駅にて解散となりました.今回の会が,お二人へ幾ばくかの励ましになったなら,幸いです.


本会の式次第

卒業する2人への花束贈呈

"出会いに感謝","常に前進"など,花言葉が前向きなものを送りました


 さて,時に,こういう場合,卒業生の方々からのお言葉が掲載されるものと思っておりましたが,しかしこうして機会を頂いたのですから,折角ですので見送った側からしか出来ない話でもしようと思います.

 M1の初め頃,すなわちちょうど一年前,私は先輩方から口々に「お前は変わった」と言われました.B4の頃の私は様々な無礼を働く酷い学生でしたので,それが変わったとあれば,嬉しい言葉に違いありませんが,考えさせられる言葉でもあります.


 真っ先に考えるのは,具体的に自分の何がどう変わったのか.無論思いつくことはたくさんありますが,しかし書き始めるとキリが無いので,これは割愛します.今回の正鵠は,私が何故変わったのか,ということです.私は自分が大好き,否,大大大好きな,自分第一な人間です.これは研究室に入る前から今も変わっていません.自分が大大大好きな人間というのは,変化を拒みます.というより,今の自分を愛している故に,変わる必要が無いのです.変わっていこう,とか,自分のここは変えなければならない,とか,そういう思考はつゆほども浮かばないものです.そんな人間が何故変われたのか,これは考える価値のあることです.


 近頃それについて色々考えてみて,結論行き着いたところとしては,自分の周囲の環境を好きになれたことが大きかったかな,と.自分好きなだけの人間は,変わろうとは思いません.しかしその人が周囲を好きになれたなら,「この人たちのためにも自分を変えよう」と,恐らく思うのではないでしょうか.憧憬や同調から,先輩方のあれこれを,倣ったり取り入れてみたりして,結果上手く行ったり,余計失敗したりする.それが私に変化をもたらしたのだと思います.


 私は,どの研究室に所属していたとしても,変わらず自分を好きで居たに違いありません.けれど,小河さんや田中さんのような,立派な先輩方が同じ研究室に居てくれたからこそ,私は自分の外にも目を向けることができたのだと思います.自分に変化をくれた,小河さん,田中さん,本当にありがとうございました.あ,もちろん,小河さんと田中さん以外の先輩方も,です.

 改めて,研究室を代表してお祝い申し上げます.きっとまたどこかで,お会いしましょう.


解散前に集合写真,金澤君が撮影してくれました

 先輩お二方のお話ばかりになりましたが,進学組の三名,金澤さん,弘中さん,松尾さんも,情報工学部を卒業され,今年度からは新M1となり,研究室を引っ張って行きます.3月初めごろにやってきた新B4たちも,4月12日に推薦試験を終え,本格的に研究に向けての勉強を始めようというところでしょうか.私も,彼らに変化を与えられる先輩となるため,精進していく所存です.これからもよろしくお願いいたします.


 失礼いたします.