タイで開催された RESTCON2024 に参加しました!!

 皆々様,ご無沙汰しております.D1 葉石です.ここ最近,寒い日ばかりが続いていて,洗濯物が乾きにくく,特にパーカーのフード部分がよく乾かずに思い悩んでいる次第です.室内で干してしまうと,生乾きのような臭いがしてしまうので,なんとかしたいところです.

 
 さて,本題に入りますが2/16~2/20の間,私は学会発表のためタイを訪問していました.「RESTCON2024 – 2024 1st International Conference on Robotics, Engineering, Science, and Technology」という名称で,名前にもある通り,今回が記念すべき第一回目であり,タイのキングモンクット大学と日本の九州工業大学の二大学が共催の学会になります.


 開催場所は,クレイジータウンことパタヤであり,会場はかなり高級なホテル:Siam Bayshoreリゾートでした.福岡空港からドンムアン空港までは,一緒に若松キャンパスに所属しているJanさんとRioさんの2人と移動し,ドンムアン空港から会場まではJanさんの友人の車に乗せてもらい,高速を使って,会場まで向かいました.


 日本が冬なのに対して,タイは乾季ながらも気温が20~32℃程度と夏日だったので,気温差が激しく,暑さにやられてしまいそうでした.そのため,会場まで向かう途中,パーキングエリアで休憩する際には,冷えたコカ・コーラ(太らないために,ゼロを選択)を買って,暑さをしのげるようにしました.


 会場到着後は,TGGSで前からお世話になっているTor君と合流し,タイに滞在するJanさんの友人(運営スタッフや発表者も含む),RioさんおよびTor君の皆で,オキシゲン ビーチフロント オアシス パタヤなるおしゃれな浜辺近くのお店で,おいしいタイ料理を堪能させていただきました.


タイの学生達,笑顔が絶えず活気のある学生達ばかりでした


 その後,Tor君と同じホテルに帰ったのですが,その際,彼の口からは「パタヤはタイらしさを感じない」と笑いながら言っていました.自分から見ると,あまり変わらない気もしたのですが,現地の彼が言うのならば,そうなんだろうと思いつつ,ホテルに向かいました.自分たちが滞在するホテルは,有名なウォーキングストリートが近く,様々な店がありました.自分たちのホテルの真ん前にも,たくさんのお店(詳細には書けませんが,,,)があり,夜の間ずっと,自分が泊まる部屋にまで,ドンチャン騒ぎが聞こえてきて,あまり寝付くことができませんでした.しかしながら,Tor君にそのことを聞くと,「いや全く聞こえなかったよ」と言っていたので,自分の運が悪いだけでしたね.



パタヤでの滞在先ホテル前の様子

 さて,発表当日ですが,午前は基調講演があり,午後に発表者が各部屋に分かれて,発表を行うといった流れでした.自分が発表する部屋はあたかもスティーブジョブズがスピーチするような段が用意されており,その上から遠隔で操作して発表するというものでした.最初,てっきりどこかの教室のような場所で発表するものと思っていたため,かなり緊張してしまいました.しかしながら,何とか発表と質問対応を無事に終えることができ,その後は,他の発表者に対して質問し,積極的に参加させていただきました.


 発表セッションはおよそ16:30に終了し,懇親会は18:00からだったため,Tor君と会場裏にあるラーン島へ向かう港近くで,景色を楽しみながら談笑しました.家族のことや,国の政治に関すること,さらには今後のことについてなど,1時間程度ながらも色々なことを話すことができ,Tor君とより仲良くなれたのではないかと思います.


 その後,時間になり会場に戻ると,たくさんの円卓,タイ料理が並べられており,天井には何とミラーボールがついているという,豪華絢爛な会場へと変貌していました.私とTor君,渕脇研究室のOB・OJ留学生であるBowさん,Nutさんと先輩方の友人,さらには久留米高専の方々と一緒の卓に付き,ご飯を一緒させていただきました.



Bowさん,Nutさんとの写真
トートバッグとキーホルダーまで頂いちゃいました.使い勝手がよく,大切に使ってます!


 豪華なタイ料理を堪能していると,タイの運営の方々からタイの伝統的な踊りを披露していただきました.Tor君曰く,あまりよくわからないが,実際だと水をふりまかれたりするとのことで,会場仕様にしていただいているのだとわかりました.



タイの伝統的な踊りのショー

 その後は,会場がカラオケ会場へと変貌し,ドクターの方々や,国際交流担当の職員方,さらには私が所属する学科の教授陣の方々まで舞台に上がり,美声を披露していました.その合間に,Tor君の知り合いの教授から,「時間はほんの一瞬しかないから,盛り上げていこう!君も歌うんだ!!」と何度もお言葉をいただきました.確かにそうだと思い,研究室のメンバーと共に息抜きとかねて鍛え上げた喉を披露せず,なんとするかと奮い立ち,壇上に上がることにしました.


 ただ自分が好きな歌を歌うだけではよくないなと考え,Tor君に知っているJ-popはないかと聞いたところ,ゴールデンボンバーさんの「女々しくて」はわかるとのことだったので,その曲を選び歌わせていただきました.


 緊張しつつも,精一杯歌うことができ,皆振り付けも一緒に踊ってくださったので,とても楽しかったです.先ほど,声をかけてくださった教授からも「Good Job! J-pop boy!」とほめていただきました.その後,全体集合写真を撮る時にも,ずっとJ-pop boy と呼ばれ続けました.


 後日,授賞式および閉会式が行われ,その際に,自分はBest Paper賞として表彰していただきました.修士から現在に至るまで,賞を受賞したことがなかったので,とても嬉しかったです.


 RESTCON2024終了後は,Tor君にバンコクまで車の調子を確認しつつ,バンコクまで移動しました.その道すがら,もし時間があったら行きたいと考えていた,サンクチュアリ・オブ・トゥルースにまで,連れて行ってもらいました.スペインにある現在も建設中のサグラダ・ファミリアとは異なるものの,タイのパタヤにも,現在でも建設中(現在,約80%の状態)のものがあるようです.


 Tor君もいったことがないようでしたので,行くことができてよかったです.タイのお寺はいずれの箇所も,日本の寺とは違ってかなり装飾物が多く,きらびやかな印象のものが多いです.しかしながら,今回,訪れたサンクチュアリ・オブ・トゥルースは,木材のみで組み立てられていることから,タイによくあるお寺のような,きらびやかな印象はなく,その一方で,手の込んだ作りとなっていました.また,多くの宗教概念がごっちゃまぜになっており,何が何だかわからないものの,その精巧さに圧倒されました.


サンクチュアリ・オブトュルースの全体像


 観光後は,滞在する寮の部屋に荷物を置き,夕食はTor君チョイスで,チャオプラヤ川沿いにあるブッフェレストランで夕食を食べました.ここでも,タイの変わった料理を食べることができました.夕食後は,近くの寺で催しがあり,何を買うわけでもなく,どんなものか見に行きました.かなり手作り感が満載のものが多くありましたが,ヤギやウサギが売られていたり,お化け屋敷やライブがあるなど,かなり活気のあふれるお祭りでした.なお,売り上げはお寺に寄付されるとのことで,色々な祭りの形があるのだなぁと思いました.今度行くときには,お腹を空かしてから,色々ものを食べられるようにしたいです.


お寺のお祭りの様子,日本のようにたくさんの屋台


手作りお化け屋敷,入りはしませんでした...

 最終日は,キングクット大学で時間を過ごしました.午前中はキャンパス内を散歩して,昼ご飯時にTor君と合流し,TGGSのメンバーに挨拶しました.皆,変わらず元気そうでした.その後,Tor君の実験道具を見て,色々と話し,夕食時には近くのお店でソムタムや,Tor君の兄が務めているビール会社のおいしいビールをいただき,タイを後にしました.



SHINGAと書いて"シン"と読むそうな,苦みがなくすっきりとした味わい
ビールが苦手な自分でもごくごく飲めました


 前回の訪問時には,あわただしく移動があったため,タイを十分に満喫することができませんでしたが,今回,学会発表,懇親会,さらにはタイの学生との話を通して,少しばかりタイについて詳しくなったのではないかと思います.また,国際交流の際には,互いに歩み寄るようにしてコミュニケーションをとる必要があると感じました.懇親会の時でも,どちらか一方が受け身になるのではなく,何かアクションを起こし,一緒に盛り上げることで,楽しんでいることを表現することもできるのだと感じました.


 今後も,今回学んだことを生かして,頑張っていきたいと思います.それでは,また何かイベントごとありましたら,更新したいと思います.それでは!