FEDSM2024 : Fluid Engineering Division Summer Meeting 2024に参加しました

 皆さん,ご無沙汰しております.D2の葉石です.ここ最近,暑くなってきましたがいかがお過ごしでしょうか.私は,夏バテしないように栄養バランスを考えて野菜を摂取するようにしています.最近のブームはトマト缶と根菜をもろもろ入れた野菜スープです.いつも,作り置きにしています.

本題ですがこの度,2024/07/15~17にかけてアメリカのヒルトンアナハイムにて開催されたFEDSM2024 – Fluid Engineering Division Summer Meeting 2024に,渕脇先生と私の2人が参加し,発表してきました.今回,FEDSMは他の二つの学会,ASME2024 Heat Transfer Summer ConferenceおよびASME2024 18th International Conference on Energy Sustainabilityと合同で,開催されました.アメリカの学会は朝の8:30からと,かなり早い時間から開催されていました.学会は,午前に基調講演とセッションごとの発表が各部屋で平行して行われ,コーヒーブレイクをはさみながら進んでいくといった感じでした.

昨年,私が参加したAJK2023:ASME-JSME-KSME 2023は,自国で開催されていたということもあったのか,今回参加した学会よりも,少しばかり自分自身に緊張感がありませんでした.しかしながら,本学会では多くの聴衆が発表に耳を傾け,発表終了後には多くの質問が飛び交い,議論がなされていました.そのため,気を抜いていたらまともな発表もできず,発表後の質問にも受け答えができないと感じました.自身の発表が,最終日の朝だったので,その時まで気を抜かないためにも,他の人の発表を聞いて,分からないときや疑問に感じた時にはすかさず質問して,時差に慣れていない体に鞭打ちながら,自分で緊張感を高く保つようにしました.

その際,他の人の発表を聞いて感じたのは,皆自身に満ち溢れているという点です.なぜ,そのように感じたのかというと,発表の仕方や質疑に対する応答,全てにおいて物怖じすることなく発言していたためです.これが,アメリカの学会かぁと感動していたのを今でも覚えています.

自分も負けじと,これまで資料修正および発表練習してきたことを信じて,発表に臨みました.私は今回,Fluid Mechanics (FMTC) TrackのBio-Inspired and Biomedical Fluid Mechanics分野で発表しました.私のセッションは,もともと6名の発表者がいたのですが,当日の発表者は私ともう一人の2人だけでした.そのため,発表時間はもともと15分程度だったのですが,座長の方が取り計らってくださり,セッションの時間を目いっぱい使って,質疑応答の時間を長くとってくださいました.おかげさまで,拙い英語での受け答えながらも,多くの方から質問をいただき,議論することができました.

今回の学会を通して,準備の大切さだけでなく,自分自身が取り組んでいる研究に自信をもって取り組むことが,いい成果の発表につながることを学びました.また,母国語が英語でない方が他国から多く来ているため,なおさら視覚的に理解することができる資料作成の大事さを学びました.D2になり,もうすぐ後半に差し掛かるので,今回学んだことを研究に活かしていきたいです.

発表中の様子

学会の話は,ここまでにして,アメリカで体験したことについて書いていこうと思います.

私が,アメリカを訪問する時,日本円の価値が下がっており,円安状態だったため,何もかもが非常に高く感じました.アメリカに到着して,ホテルまで移動して荷物を置いた後,昼ご飯を食べるために,ファストフード店「Jack in the Box」で,日本のマクドナルドで食べているものと同じようなハンバーガーを頼みました.そのハンバーガーですが,単品で6$(当時の日本円で,960円)と非常に高かったです.寮で一緒に生活しているカナダ人から,カルフォルニアはメキシコ料理とイタリア料理が有名だよと聞いていたので,高かったものの,タコスやらラザニアやら色々とトライしてみました.総じて感じたことは,一つあたりのサイズがあまりにも大きいということです.先ほどのハンバーガーではあまり感じなかったのですが,そのように強く感じたのは,モーニングです.今回の学会の会場は,本場アメリカのディズニーランドから近かったので,入り口を見るぐらいしてこようと,朝に散歩した時のことです.ネズ耳やおそろいの服を着たカップルやファミリーの中を,一人寂しく通り抜けながら向かう途中,カフェがあったのでそこで朝食をとりました.パンケーキとコーヒーを頼んだのですが,出てきたのはパンケーキ4枚とカリッカリに焼かれたベーコン,そしてLサイズくらいのコーヒーでした.

10$のBreak fastメニューの一つ

どのくらいのサイズ感か分かるように財布を置いていますが,かなり大きいことが分かると思います.起きたばかりの体に何とか流し込みましたが,かなり胃がもたれてしまいました.そんな状態でも一目だけでも夢の国の入り口を見ようと,移動しました.

その途中でもアメリカだなぁと感じたのは,軽自動車が全くないことです.車社会なだけあって,SUVや大型車ばかりが通っていて,かなり新鮮でした.そのおかげか,車道の幅もかなり大きく,交通量がどの時間帯でもかなり多かったです.

ようやくディズニーランドの入り口に着くと,場外からでもたたずむ建築物や,アトラクションを見ることができ,やはり本場アメリカのディズニーはスケールが違うなと思いました.実際に地図で見たところ,東京のディズニーランドのおよそ2倍の面積があるようです.さらには,パークが二種類存在し,チケットを買っても一日に入場できるのは,一種類のみのようです.いつか,家族や友達なんかと行ってみたいものです.

滞在先近くの道

また,私が滞在したホテル前には「Joe’s Italian Ice」という名前のイタリアンアイス屋さんがありました.そこには,二回挑戦したのですが最初は,Bambino Tamarindoという名前の味,二回目は,Wuzzy Fuzzyという味にトライしました.てっきりジェラートと思ったのですが,若干フラペチーノよりのような,砕いた氷が入ったアイスでした.それに,Bambinoなんて名前が入っているから,イタリアの味なのかと思っていたら,調べたところタイやインドで定番のフルーツのようで,正直梅干しの味でした.もう一つの味は,スイカと桃のコラボレーションでとてもおいしかったです.

学会後には本場アメリカのハンバーガーを渕脇先生にごちそうしていただきました.普段,日本ではマクドナルドにお世話になっていますが,やはりアメリカ,サイズが大きすぎて,針で固定した状態で配膳されました.間に挟まっているポテトを食べて,ようやく口に法バルことができる大きさになったら,ほおばってみました.すると,ここでもやはり本場アメリカ,パテが比べ物にならないほどジューシーで,バンズもふっくらしていました.合わせて飲んでいたビールも一味違って,フルーティーな甘みがあり,とてもおいしかったです.

一口では収まらないほど大きなハンバーガー

甘みを感じ,とてもおいしかったビール

以上が,アメリカでの体験になりますが本当に貴重な経験ができたと感じています.これからも成果をあげていけるよう,今回学んだことを活かして頑張っていこうと思います.これからまだまだ暑い季節が続きますが,頑張っていきましょう!